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介護の基礎知識

ケアプランデータ連携システムとは?導入のメリット・デメリットや料金を徹底解説

  • 公開日:2026年01月22日
  • 更新日:2026年01月23日

2026年現在、介護現場ではICT活用がますます求められる中、「ケアプランデータ連携システム」に対応した介護ソフトの導入が進んでいます。このシステムは、居宅介護支援事業所と介護サービス事業所間のケアプラン情報のやり取りを効率化し、記録の重複入力や紙媒体でのやり取りといった業務負担を大幅に軽減するものです。

本記事では、そんな「ケアプランデータ連携システム」に対応したおすすめの介護ソフトを厳選してご紹介します。導入を検討中の方は、ぜひソフト選びの参考にしてください。

ケアプランデータ連携システムとは?

ケアプランデータ連携システムとは、居宅介護支援事業所と介護サービス事業所間での効率的な情報共有を目的としたシステムで、2023年4月に本格的に稼働が開始しました。
ケアプランデータ連携システムを導入することで、居宅介護支援事業所と介護サービス事業所間で毎月やりとりされる居宅サービス計画書やサービス利用票などのケアプランデータを、デジタル形式で安全にやり取りすることが可能になります。これにより、従来の手書きや印刷された書類をFAXで送る手間が省かれ、業務の効率化が図られます。
導入により、全国的な介護職の人材不足という課題の解消や、事務作業の負担軽減、介護サービスの質の向上が期待されています。

ケアプランデータ連携システムにできること

これまで、事業所間のケアプラン(提供票・計画書)やサービス利用票(予定・実績)のやり取りは、FAXや郵送、手渡しなどの方法が一般的でした。しかし、これらの方法には「送受信に時間がかかる」「介護ソフトへの再入力が必要」「入力ミスが発生しやすい」「情報漏洩のリスクがある」といった課題がありました。

ケアプランデータ連携システムを活用すれば、送り手と受け手が同じプラットフォーム上でスムーズかつ安全にケアプランやサービス利用票を共有できます。

ケアプランデータ連携システムで連携できる様式は?

ケアプランデータ連携システムで連携できる様式は以下の通りです。

  • 居宅サービス計画(第1表)
  • 居宅サービス計画(第2表)
  • 居宅サービス計画(第3表)
  • サービス利用票(第6表)
  • サービス利用票別表(第7表)

ケアプランデータ連携システムの仕組み

出典:「ケアプランデータ連携システム」の概要等の周知について(情報提供)

ケアプランデータ連携では、介護ソフトから必要データ(予定や実績)を出力し、それをケアプランデータ連携システムにドラッグ&ドロップでアップロードすればデータの送信が完了します。受け手はケアプランデータ連携システムからデータをダウンロードし、その後、利用する介護ソフトに取り込めばOKです。

ケアプランデータ連携システムを導入するために、現在利用している介護ソフトを変更する必要はありません。居宅介護支援事業所とサービス事業所が異なる介護ソフトを使用していても、ケアプランデータ連携が可能なので、現状利用している介護ソフトにケアプランデータ連携機能が付いている場合は、使い慣れた介護ソフトをそのまま使用することが可能です。

ケアプランデータ連携の導入手順

ケアプランデータ連携の導入手順は以下の通りです。

①PC環境の確認

インターネット環境が整備されているパソコンを用意します。最新のWindows11の利用が推奨されています。

ネットワーク環境はブラウザ:Microsoft Edge(chromium版)、Google Chrome
PDFビューワーはAdobe Acrobat Readerが推奨されています。

②介護ソフトの確認

データのやり取りを行うためには、ケアプランデータ連携システムに対応している介護ソフトであることが前提です。ご利用中の介護ソフトがケアプランデータ連携システムに対応しているか、介護ソフトベンダーにご確認ください。トリケアトプスはケアプランデータ連携システムに対応した介護ソフトです。

介護ソフトのトリケアトプス公式サイト

③電子請求用のID確認

ケアプランデータ連携システムを使用するには、電子請求受付システムで使用されているKJから始まる14桁のユーザーIDおよびパスワードが必要になります。電子請求用のIDは国保連合会から通知される「電子請求登録結果に関するお知らせ」の書類に記載されています。

④製品ダウンロード

ケアプランデータ連携システムのヘルプデスクサポートサイトにアクセスし、製品ダウンロードページより、ケアプランデータ連携クライアントアプリをダウンロードしてください。

⑤電子証明書インストール

システムを導入するPC端末に電子証明書が入っているか確認をお願いいたします。利用できる電子証明書は、『介護DX証明書』、もしくは『介護保険証明書』です。証明書が入っていない場合、電子証明書インストール手順(PDFが開きます)をご覧ください。

➅利用申請

ケアプランデータ連携システムの利用状況WEBサイトにアクセスし、電子請求用のIDでログインし、利用申請の手続きを行います。(フリーパスキャンペーン期間中は、利用申請を行うことでフリーパスが自動的に適用されます)

⑦利用開始

ダウンロードしたアプリにログインし、利用を開始します。

参考:スタートガイド 導入フロー編|ケアプランデータ連携システムヘルプデスクサポート

介護ソフトを使用したケアプランデータ連携の送信手順

ケアプランデータ連携を行うためには、まずケアプランがデータ化されている必要があるため、介護ソフトのデータ出力の機能を使用する必要があります。

ここでは介護ソフトを使用してのケアプランデータ連携の送信手順についてご説明いたします。例として介護ソフト「トリケアトプス」を使用した連携方法を解説します。

①データの出力(介護ソフト)

まずは介護ソフトなどを使用して、送りたいデータをフォーマットに沿って準備します。ケアプランデータ連携では、以下の情報を正確に準備する必要があります。

  • 利用者情報(氏名、住所、連絡先、保険証情報など)
  • ケアプラン内容(サービス内容、提供スケジュール、担当者など)

CSVやXMLなど、各ソフトウェアやシステムで指定されている形式にデータを整える必要があります。個人情報を含むデータを扱うためセキュリティには注意します。

トリケアトプスの画面上では、「実績票出力」にて、データの出力が行えます。例としてサービス事業所をあげておりますが、居宅介護支援事業所の場合は、「計画書出力」「利用票出力」からそれぞれデータ出力が行えるようになります。

②データを転送(ケアプランデータ連携システム)

「ケアプランデータ連携クライアント」を使用してファイル転送・ファイルの受信を行います。ドラッグ&ドロップで、簡単にデータの送信が可能です。

出典:ケアプランデータ連携システムスタートガイド システム操作編

③各種取り込み(介護ソフト)

ケアプランデータ連携システムにてデータを受け取った事業所は、一度データを事業所のパソコンに保存した後、使用している介護ソフトの操作画面に移動して、受け取ったデータをソフトに取り込みます。

トリケアトプスではこのように、データの準備・取り込みの作業を簡単に行うことができ、業務の効率化が行えます。ケアプランデータ連携を導入する際はケアプランデータ連携に対応した介護ソフトを併せて使用することがおすすめです。

介護ソフト「トリケアトプス」の公式ホームページはこちらからご覧ください。

ケアプランデータ連携システムを導入するメリット・デメリット

ケアプランデータ連携システムを導入するメリット

ケアプランデータ連携システムの導入のメリットとして、以下のポイントが挙げられます。

■書類作成時間の削減
デジタルでのやり取りにより、手書きや印刷の時間が大幅に短縮されます。業務効率化が進むことによって、利用者を支援するための時間を増やすことができ、ケアの質の向上にも繋がります。
■転記などの手間やミスの削減
手動でのデータ転記が不要になるため、人為的なミスを減少させることができます。
■コスト削減
郵送やFAX通信にかかる費用や、事務作業分の人件費を削減することができます。厚生労働省の調査研究のアンケート結果から試算した見込額は、『人件費削減を考慮した場合、1年間に約81万6千円の削減』、『人件費削減を考慮しない場合でも、1年間に約7万2千円の削減』となっており、大幅な費用削減が予想されています。
参考:ケアプランデータ連携システムについて|厚生労働省
■データ管理の効率化
デジタル化により、情報を簡単に整理・管理できるようになります。
■情報の再利用
介護ソフトに入力している情報をそのまま利用することができ、二重入力を行わなくて済みます。

このように、手間やコストが削減されることで、利用者への支援にかける時間が増加し、サービスの質が向上します。また、事務作業の削減により人件費が軽減され、浮いた費用を他のサービスや改善策に回すことが可能になります。結果として、全体の業務効率が向上し、介護現場における生産性の向上が期待されます。

ケアプランデータ連携システムのデメリット(注意点)

ケアプランデータ連携システムを利用するには、送信者・受信者の双方が登録を完了している必要があります。片方のみが登録している場合、システムを利用することはできません。

事業所の利用状況(申込状況)は、総合情報サイト「WAM NET」でエリア別に確認可能です。データ連携システムの導入を検討する際は、周辺の居宅介護支援事業所や介護サービス事業所の利用状況を必ず確認しておきましょう。

相手によって「データ連携を利用する」「従来通りFAXや郵送でやり取りする」といった使い分けも可能ですが、対応件数が増えると業務が煩雑になる恐れがあります。システムを活用する際は、できるだけ相手方にも登録を促し、互いの利便性を高めるよう努めましょう。

ケアプランデータ連携システム利用状況

ケアプランデータ連携システムは義務化されるの?

ケアプランデータ連携システムは2026年1月現在は義務化されていません。令和6年9月18日の厚生労働省資料の資料によると、以下のようなQ&Aが見られたため、今後も義務化される可能性は低いと考えられます。

Q.ケアプランデータ連携システムの利用を義務化する予定などはありますか?
A. 民民のやり取りなので、現時点では義務化する予定はありません。強制的に利用してもらうのではなく、メリットを理解した上で利用いただくのが望ましいと考えています。

 

Q.導入が進まない理由はどの地域でも同じだと感じた。取り組み例を参考に普及させていきたい。ただ、普及啓発には限界があり、義務化されるのが一番早いのではないかとも感じた。
A.今回ご紹介させていただきました先進事例を参考に普及検討のほど、よろしくお願いいたします。

引用:ケアプランデータ連携システム 直近の重要なトピックス|厚生労働省老健局高齢者支援課

義務化される可能性は低いとはいえ、ケアプランデータ連携は人手不足の介護業界にとって強力な効率化ツールです。令和8年度介護報酬改定ではケアプランデータ連携の導入が居宅サービスの加算率の上乗せ要件に追加されました。義務化されていなくても、加算を取得し、安定した事業所運営を行うためには実質必須の要件になってくると言えます。

ケアプランデータ連携を活用することで、紙やFAXでのやり取りに比べ、入力や転記の手間を大幅に削減でき、情報の行き違いやミスも防ぐことができます。導入初期には操作に慣れる必要はありますが、長期的には業務負担を軽減し、限られた人材で質の高い支援を続けていくための重要な仕組みといえるため、長く事業所経営を行うためにも導入の検討をおすすめします。

ケアプランデータ連携システム導入にかかる費用

ケアプランデータ連携システムを導入するためには、『ケアプランデータ連携クライアントの利用料』、『電子証明書発行手数料』、『ケアプランデータ連携に対応した介護ソフトの利用料金』が必要になります。

詳しい料金表は以下の通りです。

項目 料金
国保中央会ケアプランデータ連携クライアントの利用料 (1年)21,000円
電子証明書発行手数料 (3年)13,200円
ケアプランデータ連携に対応した介護ソフトの利用料金 (月額)5,000円~30,000円ほど

※「事業所より伝送を行っており、既に電子証明書をお持ちの場合」、「伝送を委任している事業所の場合」は、ケアプランデータ連携システム専用の電子証明書の発行が必要となりますが、その発行手数料はかかりません。

ケアプランデータ連携システムに利用できる補助金

ケアプランデータ連携システムの導入は、経済産業省が実施する「IT導入補助金」や、厚生労働省および地方公共団体が支援する「ICT導入支援事業」の対象となる可能性があります。条件を満たせば、ライセンス料金だけでなく、介護ソフトの導入費用も補助を受けられるため、事前に適用条件を確認しておきましょう。

2025年6月1日より、「ケアプランデータ連携システム」が1年間無料のフリーパスキャンペーン実施

国保中央会では、2025年6月1日よりケアプランデータ連携システムの利用料21,000円が1年間無料になるフリーパスキャンペーンを実施しています。初めての方はもちろん、現在ご利用中の方や、一度利用を辞めた方も対象で、1年間無料でケアプランデータ連携システムを利用可能です。2026年5月31日(予定)締め切りですので、費用負担から導入に踏み切れなかった事業所様はこの機会に導入を検討してみてください。フリーパスキャンペーンの詳細は以下のキャンペーンサイトをご確認ください。

※無料期間については、来年以降も継続することが2025年12月17日に決定しました。

フリーパスキャンペーン | ケアプランデータ連携システムーヘルプデスクサポートサイト

ケアプランデータ連携システムについてのよくある質問

Q.介護ソフトとケアプランデータ連携システムは連携しているの?

A.介護ソフトとケアプランデータ連携システム間は直接連携しておらず、手動でのアップロード・ダウンロードとなるため連携の手続きなどは特に発生しません。

Q.ケアプランデータ連携はどの介護ソフトでも使えるの?

A.どのソフトでも使えるわけではなく、国が定めた「ケアプランデータ連携標準仕様」に対応している介護ソフトである必要があります。「ケアプランデータ連携標準仕様」に対応したソフト一覧は以下のページにまとめていますのでご参考にしてください。

ケアプランデータ連携システム対応の介護ソフト一覧をご紹介【2026年】

Q.ケアプランデータ連携は介護ソフトのみで利用できるの?

ケアプランデータ連携は介護ソフトのみでは利用できません。介護ソフトはデータの出力・取込を行ないますが、データの送受信は行えないため、ケアプランデータ連携システムを別でダウンロードしていただく必要があります。

まとめ

ケアプランデータ連携システムは、居宅介護支援事業所と居宅サービス事業所間の効率的な情報共有を目的としたシステムです。システムの導入によって、ケアプランやサービス利用票などをデジタル形式で効率的にやり取りすることが可能になりました。ケアプランデータ連携の活用をお考えの際は、ケアプランデータ連携に対応した介護ソフトも合わせて導入を行う必要があります。

トリケアトプスはケアプランデータ連携システムに対応した介護ソフトです。特別な設定やオプション費用は不要で、標準仕様でケアプランデータ連携システムを利用することが可能です。

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