介護の基礎知識
【10月】高齢者向け秋のレクリエーション集|介護施設・デイサービス向け
- 公開日:2025年09月09日
- 更新日:2025年09月09日

10月に入ると、木々が色づき始め、朝夕は肌寒さを感じるようになります。季節の移ろいを感じられる今の時期は、介護施設やデイサービスでもレクリエーションの幅が広がるシーズンです。秋ならではの自然や食べ物、行事を取り入れることで、利用者さまにとって楽しみやすく、心身の活性化にもつながります。
本記事では、高齢者の方に喜ばれる「10月の秋レクリエーション」を、すぐに実践できるアイデアとあわせてご紹介します。
10月のレクリエーションのポイント

10月は気候が安定し、過ごしやすい時期です。紅葉や秋の味覚など、季節を感じられる要素も豊富で、外出や行事を取り入れやすい季節といえます。また、「体育の日」や「ハロウィン」など、高齢者施設でも楽しめるイベントが多く、工夫次第で利用者さんに喜ばれるレクリエーションが充実します。以下では10月のレクリエーションのポイントをご紹介します。
季節感を取り入れる
10月は紅葉や収穫の秋を楽しめる季節です。落ち葉やどんぐりを使ったクラフト、秋の味覚を題材にした工作や壁面装飾などを取り入れると、施設内でも季節の移ろいを感じられます。
行事を意識した内容にする
10月には「体育の日」や「ハロウィン」といった行事があります。体育の日にちなんで軽い運動会を企画したり、ハロウィンでは仮装やお菓子のやり取りを楽しんだりと、普段とは違う雰囲気を演出できるのが魅力です。
無理なく体を動かせる工夫
気候的に体を動かしやすい時期なので、屋内外での活動を積極的に取り入れるのもおすすめです。室内ではリズム体操や玉入れ、外では散歩や紅葉狩りなど、体調に合わせて無理なく参加できる内容を工夫しましょう。
10月の行事や記念日
10月の行事や記念日は以下の通りです。特に、転倒予防の日や中秋の名月、体育の日は高齢者施設でのレクリエーションに活用しやすいイベントです。レクリエーションや利用者さんとのコミュニケーションにご活用ください。
10月1日 | 国際高齢者デー |
10月3日 | 登山の日 |
10月6日 | 中秋の名月 |
10月10日 | 転倒予防の日 |
10月13日 | さつまいもの日 |
第2月曜日 | 体育の日(スポーツの日) |
10月27日 | 読書の日 |
10月31日 | ハロウィン |
10月ならではのレクリエーション
さわやかな気候で過ごしやすく、紅葉や秋の味覚が楽しめる10月。体育の日やハロウィンなど、季節感あふれるイベントも多く、高齢者の方々に喜ばれる企画がしやすい時期です。ここでは、10月ならではのおすすめレクリエーションをご紹介します。
朗読

10/27は読書の日です。読書の秋にちなんで朗読のレクリエーションもおすすめです。特に「高齢者が主人公の物語」や「家族の絆を描いたストーリー」を選ぶと利用者さんも共感しやすいです。理解度に合わせて作品を選びましょう。物語を想像することで、脳の活性化にもつながります。また、落語の朗読もおすすめです。伝統芸能である落語は、多くの高齢者にとって馴染み深い娯楽。有名な噺なら、「また聞けてうれしい」と懐かしさを感じてもらえるでしょう。
【読書の秋におすすめの朗読作品】
① おとうさんは103さい(信友 直子)
しあわせはきっと、ふつうの毎日の中にある。『ぼけますから、よろしくお願いします。』の信友直子監督が贈る“おとうさん”の物語。
②100万回生きたねこ(佐野 洋子)
100万人の 人が, そのねこを かわいがり, 100万人の 人が, そのねこが しんだとき なきました。ねこは, 1回も なきませんでした。読むたびにちがう気持ちになる、りっぱなとらねこの、ふしぎな物語。
③100歳ランナーの物語: 夢をあきらめなかったファウジャ(シムラン・ジート・シング)
生まれつき足が弱く、5歳まで歩けなかったファウジャ。決してあきらめず史上最年長の100歳でフルマラソンを完走する感動の伝記絵本。
④ぼくのジィちゃん(くすのき しげのり)
ぼくの運動会の応援に田舎からやってきたジィちゃん。ださいし、ニコニコしているだけで、なんだかカッコ悪い。でも運動会当日、ぼくはジィちゃんのすごい秘密をしってしまったんだ……。新しいおじいちゃん像を描いた心温まる作品です。
【おすすめの有名落語】
①寿限無
長すぎる名前を付けた子どもにまつわる定番落語。
②時そば
そば屋で「今なんどきだい?」と時間をごまかして得をし、別の男がそれを真似して逆に損をしてしまうというオチ。
③饅頭こわい
饅頭が怖いと言っていた男が、実は饅頭が大好きだとバレてしまう話。
④子ほめ
お世辞を言ってただ酒を飲もうとする男の失敗を描いた滑稽噺。
お月見

中秋の名月とは、旧暦で8月15日の夜に見える月のことを指します。収穫への感謝として月見団子をお供えしたり、ススキを飾ったりする風習があります。現代の暦では、毎年9月中旬〜10月初旬ごろにあたり、日付は毎年異なります。2025年は10月6日(月)が中秋の名月にあたります。秋の空気は、水分量が少なく月がくっきり見えることから、中秋の名月は1年を通して最も月が美しい時期と言われています。
レクリエーションとして月見団子をみんなで食べたり、利用者様の状態に合わせて一緒にお団子を作って楽しむことができます。夜には美しい月を眺めても良いでしょう。
普通の月見団子は高齢者が食べると喉に詰まる恐れがあるため、高齢者向けにアレンジしたお団子レシピを活用しましょう。ごはんを半分ほどつぶして作るお団子は、普通のお団子よりも喉に詰まりにくいため、安心して食べることができます。お団子には、みたらしやあんこをかけてもおいしくいただけます。ただし、きなこはむせやすいので、控えたほうが良いでしょう。レシピは以下のリンクよりご覧ください。
「ごはん団子」でも誤嚥が心配な方には、小さなおにぎりを作り、お団子風にして楽しむのも良い方法です。
運動会

10月の第2月曜日は「体育の日(スポーツの日)」。体育の日にちなんだ「運動会レクリエーション」は、体を動かしながら楽しめる人気のイベントです。高齢者の身体能力に配慮した競技をいくつか組み合わせて、紅白チームなどに分かれて楽しみます。室内で行えるため、天候に左右されず、安全に実施できるのもポイントです。「秋の大運動会」などのテーマをつけて行えば、雰囲気も盛り上がります。
■競技の例と進め方
玉入れ
- 準備: カゴ(洗濯カゴなど)を椅子の上に置き、紅白の玉を複数用意
- 進め方: 制限時間内に、より多くの玉を入れたチームが勝ち
座ったままできるので安全です。
風船バレー
- 準備: 風船とテープで作った簡易ネット
- 進め方: チームごとに交互に風船を打ち合い、落とした回数で勝敗を決定
新聞紙リレー
- 準備: 新聞紙を丸めてバトン代わりに
- 進め方: 順番に新聞紙を手渡しでリレー。タイムを競ってもOK
歩かず手渡しなので、安全です。
輪投げ
- 準備: 輪と的(ペットボトルや紙筒など)
- 進め方: 各自3回ずつ投げて得点を加算
洗濯ばさみ対決
- 準備: 洗濯ばさみと紙コップや衣類
- 進め方: 制限時間内にどれだけ多くの洗濯ばさみを挟めるかを競う
指先の運動になり、集中力もアップします。
■進め方
- 開会式(あいさつ・準備体操)
- チーム分けの紹介
- 競技を行う
- 得点発表・順位決定
- 表彰式・参加賞配布
- 閉会式・記念写真
秋の植物を楽しむ

10月は紅葉やコスモスなど、秋を感じる植物が見頃です。施設の庭や近隣の花スポットに出かけると、季節感を味わえます。
<10月が見頃の植物一覧>
- ススキ:9月下旬〜11月上旬
- コスモス:9月上旬〜10月下旬
- ナデシコ:6月〜10月(種類による)
- リンドウ:9月中旬〜10月中旬
- シュウメイギク:9月下旬〜11月上旬
- フジバカマ:9月中旬〜10月中旬
- 金木犀:9月下旬〜10月中旬
- ダリア:9月中旬〜10月下旬
- モミジ:9月下旬〜12月中旬
- イチョウ:10月中旬〜12月上旬
落ち葉のフロッタージュ(こすり出し)

落ち葉を使ったフロッタージュ(こすり出し)レクリエーションは、秋ならではの季節感を楽しめるアート活動として高齢者にも人気です。完成品は壁などに展示しておくと利用者さんの達成感になり、季節感を演出してくれます。
■準備する物
- 落ち葉(形がしっかりしたもの)
- コピー用紙または画用紙(A4〜B4程度の白い紙・薄めの色付き紙でもOK)
- 色鉛筆、クレヨン、パステルなど
- 汚れ防止用の新聞紙やビニールシート
- (あれば)マスキングテープ(紙や葉を固定するために便利)
■進め方
- 落ち葉を選ぶ
形や葉脈がしっかり出ているものを選びます。破れやすい葉や湿りすぎている葉は避けましょう。 - 落ち葉を紙にセットする
落ち葉の“表側”を下にして机の上に置き、その上に紙を重ねます。動かないようにマスキングテープで軽く固定するとスムーズです。 - こすり出す
紙の上からクレヨンや色鉛筆の側面で軽くこすります。葉脈の模様が浮かび上がってくるのを楽しみましょう。
転倒予防体操
10月10日は「てん(10)とう(10)」と読む語呂合わせから「転倒予防の日」と定めれています。転倒の日にちなんで、転倒を予防するために転倒予防体操をレクリエーションに取り入れることで、楽しく転倒予防ができると共に、転倒に対する意識を高めることができます。転倒予防体操のやり方は、金沢医科大学氷見市民病院が「10分でできる簡単転倒予防体操」のYouTube動画を公開していますので参考にしてみてください。
転倒予防クイズ

転倒予防体操と合わせて、転倒予防に関するマルバツクイズを行い、転倒予防に対して理解を深めると共に、意識付けを行いましょう。クイズの例は以下の通りです。
問1:今まで運動をしてこなかった人が、高齢になってから運動を始めても転倒予防に効果はない。
→ 答え:× 高齢になってから運動を始めても、筋力の維持・向上が期待でき転倒予防に繋がります。運動をしないと筋肉が弱ってしまいますが、運動を取り入れることである程度の機能向上が期待できます。
問2:家の中でスリッパを履くと、転倒リスクが高くなる。
→答え:〇 スリッパを履くことですり足気味な歩行になり、ちょっとした段差に躓く可能性があります。また、簡単に脱げてしまうため、段差や階段の移動の危険度が上がります。
問3:立って体操をするのが不安な人は、座って体操をすると良い。
→ 答え:〇 椅子に座ったまま足踏みをしたり、足を挙げるなどの動作も体操の手段として有効です。立って体操を行うことで逆に転倒の可能性がある方は、座って体操を行う方が安全です。
問4:電化製品は、通り道に電源コードが来ないように配置するべきである。
→ 答え:〇 電源コードに躓いて転倒する事例も多くあります。よく通る場所は電源コードに限らず躓く原因になるものを置かないようにしましょう。
問5:高齢の方の転倒は、自宅内よりも外出先で起こることが多い。
→ 答え:× 高齢者の転倒の約48%が自宅で発生しています。次に多いのが「一般道路」で23%となります。
問6:カーペットや玄関マットが原因で転倒する可能性がある。
→ 答え:〇 歩行の際に足が挙がっていないと、床とカーペットの間にできた僅かな隙間で躓いたり、玄関マットが滑って転倒する危険があります。専用のテープを使ってカーペットやマットを固定することで転倒を予防することができます。
問7:寝室が2階でトイレは1階の場合、階段の昇り降りが不安な場合は寝室は1階に移した方が良い。
→ 答え:〇 夜間にトイレに起きた際にふらついて足を踏み外すリスクがあるため、生活スペースを1階に移すのは有効な手段と言えます。
秋をテーマにした創作活動

創作活動は手先を使い、脳を活性化させる効果が期待できます。秋の風景を描く絵画レクリエーションや、ちぎり絵、中秋の名月や紅葉、ハロウィンにちなんだ折り紙飾りなどが人気です。創作活動はそれぞれの利用者さんの状態によって難易度を調整できるので、幅広い方が楽しめるレクリエーションです。完成した作品を施設内に飾ることで、秋らしい雰囲気を演出できます。秋の折り紙の折り方は以下のリンクをご参考にしてください。
ハロウィン

高齢者にとってハロウィンは馴染みのないイベントかと思いますが、その分やってみると新鮮で楽しんでもらえるかもしれません。魔女帽子やマントなど簡単に着脱できる仮装グッズを用意し、写真撮影を行ったり、お菓子の配布やかぼちゃのデザートを食べたり、ハロウィンツリーを飾ったりと様々な方法で手軽にハロウィン気分を楽しむことができます。過度なホラー演出は不安を与えてしまうので、「明るく楽しい雰囲気」にするよう注意しましょう。
音楽レクリエーション

秋をテーマにした楽曲を鑑賞したり、歌ったりする音楽レクリエーションです。さらに、簡単な楽器を使ったリズム遊びや合奏を取り入れると、より楽しい音楽レクリエーションになります。紙コップやペットボトルを活用した手作り楽器で、リズムを刻んでみましょう。また、参加者が順番に歌を歌う歌詞リレー形式にすることで歌詞が思い出せるかどうかを楽しみながら、記憶力や発声を鍛えられます。
■おすすめ曲
- もみじ(秋の夕日に~♪)
美しい紅葉の情景を歌った定番の秋の唱歌。合唱にも◎ - 里の秋
故郷や家族を思い出すしみじみとした歌詞が魅力 - 赤とんぼ
昔の情景を思い起こさせる名曲。秋空を感じる一曲 - 村祭
秋の収穫祭をテーマにした、テンポよく明るい楽曲 - 小さい秋みつけた
繊細な歌詞とメロディーで、秋の訪れを優しく表現 - 秋桜(山口百恵)
母と娘の情景を描いた名曲。ゆったり歌える
10月のクイズ大会

秋にまつわるクイズ大会を開きます。マルバツ問題にしたり、3択にすることで難易度が下がり、高齢者の方でも答えやすくなります。
■問題例
問1:紅葉は、朝より夜の方が進みやすい。
→ 答え:〇 寒暖差が大きいと紅葉が進みやすく、夜に冷え込むことで葉の中の化学反応が進みます。
問2:「中秋の名月」は、いつも満月である。
→ 答え:× 実際には満月とは限らず、1~2日ずれることもあります。
問3:秋になるとサンマが美味しく感じられる理由は?
①秋になると海の温度が下がるから
②北の海から南へ移動する途中で脂がのるから
③秋は魚に香りがつくから
→ 答え:② サンマは秋に北の海から南下する途中、エサをたっぷり食べて脂を蓄えるため美味しくなります。
問4:「もみじ」はどの木の葉でしょう?
①カエデ
②サクラ
③スギ
→ 答え:①
問5:「十五夜」にお供えするものはどれ?
①だんご
②おにぎり
③うどん
→ 答え:①
10月の脳トレ(クロスワードパズル・間違い探し)

10月にちなんだ言葉を使ったクロスワードパズルや、間違い探しゲームを取り入れましょう。
「10月」にちなんだ言葉の例
- 秋分の日(しゅうぶんのひ)
- 体育の日(たいいくのひ)
- ハロウィン(はろうぃん)
- 神無月(かんなづき)
- 紅葉狩り(もみじがり)
- 銀杏(いちょう)
- 木枯らし(こがらし)
- 月見(つきみ)
- 秋刀魚(さんま)
- 紅葉(もみじ)
- ぶどう(ぶどう)
- 梨(なし)
- 柿(かき)
- 稲穂(いなほ)
- 運動会(うんどうかい)
- 修学旅行(しゅうがくりょこう)
- 秋風(あきかぜ)
- 長月(ながつき)
- 台風(たいふう)
- 彼岸(ひがん)
- 収穫(しゅうかく)
- 栗(くり)
- 松茸(まつたけ)
- どんぐり(どんぐり)
- かぼちゃ(かぼちゃ)
通年を通して楽しめる室内レクリエーション
10月以外でも、通年を通して楽しめる室内レクリエーションを集めました。室内レクリエーションであれば、天候に左右されず、体力に不安がある方でも比較的安全に行えるため簡単に取り入れやすいレクリエーションです。
風船バレー

室内でできる運動ゲームとして、風船バレーはおすすめです。座ったままでも参加できるので、多くの方が楽しめます。
■準備するもの
- 風船
- 簡易ネット(タオルや紐で代用可能。ネットの高さは低めに調整)
- コーンやテープ(プレイエリアの境界を作るため)
■進め方
- 参加者を2つのチームに分けます。人数に合わせて、1チーム2~4人程度が理想です。チームごとにコートを分け、プレイエリアを確保します。例えば、コーンやテープでコートの境界線を引きます。
- 風船を手で打って、相手チームのコートに風船を落とします。風船は軽いので、動きが遅く予測しやすく、ゆっくり楽しめます。サーブ(最初の一発)は、1チームから順番で行います。その後はお互いに風船を打ち合って、相手チームのコートに風船を落とします。風船が地面に落ちた場合、相手チームにポイントが入ります。
- ゲーム時間が終了した際にポイントの多いチームが勝ちです。ゲーム時間は利用者の体力に合わせて5分または10分程度とします。
ペットボトルボウリング

ペットボトルとボールを使用したボウリングも外に出られない日の気分転換に最適です。チーム制にするとより盛り上がります。
■準備するもの
- 空のペットボトル 10本(500ml〜2Lのものがおすすめ)
- ボール(サッカーボールやビーチボールなど、転がしやすいもの)
- 水(ペットボトルの重りとして使用)
- ガムテープ(ピンの位置や投球ラインの目印用)
■進め方
- ペットボトルに少量の水を入れて重りにします。入れすぎると倒れにくくなるので、1/4程度が目安です。フタはしっかりと締めるようにしましょう。
- ボウリングと同様に、三角形の形に並べます。各列の間隔は、ボールが転がりやすいように適度に広めにしましょう。ピンの位置にはテープなどで印をつけると、倒れた後の復元がスムーズです。
- ペットボトルから2〜3メートルほど離れた位置に椅子を設置します。椅子に座ってボールを転がしてもらい点数を競います。
的当てゲーム

的に「10点」「30点」「50点」などの点数を書いて、的に当たった場所の点数を合計して遊びます。点数以外にも「赤とんぼ」「ブドウ」「紅葉」など秋にちなんだ絵を入れて、当たった絵に応じたポイントや特典をつけるのも季節感が出ます。
■準備するもの
- 的:画用紙や段ボールを使って円や四角の的を作り、点数を書き込む。市販の的を利用してもOK。
- ボール:安全で投げやすいもの
- テープやひも:参加者の座る位置や投げるラインを示す。
- ホワイトボードや紙:得点を記録するために使用。
- 椅子(必要に応じて):座ったまま行う場合に使用。
■進め方
- 床や机の上に的を設置します。的には得点を表示します。的と参加者の距離は、参加者の身体状況に合わせて調整しましょう。無理なく届く距離にするのがポイントです。
- 1人3回ずつボールを投げるなど、回数や順番を決めます。的に当たった場所の得点を合計し、高得点の人やチームが勝ちとなります。
- 参加者が順番にボールを投げ、職員が得点を記録します。
まとめ

10月は紅葉や体育の日など、季節を感じられる行事が多く、レクリエーションの幅がさらに広がる時期です。定番の催しも、秋の実りやハロウィンをテーマに取り入れることで、より一層特別な時間になります。レクリエーションは高齢者の方々の心や身体の活性化にもつながります。ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、思い出に残る秋のひとときを演出してみてください。