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介護の基礎知識

介護ソフトの無料体験とは?体験期間が長いソフトベスト3

  • 公開日:2025年07月16日
  • 更新日:2025年07月16日

介護ソフトを導入する際、「本当に現場で使いやすいのか」「職員が操作を覚えられるのか」など、不安に思うことは多いものです。そんなときに活用したいのが、無料体験(トライアル)です。無料体験を利用することで、実際の業務フローに沿って操作感を確認でき、導入後に「使いにくかった…」と後悔するリスクを減らせます。

ただし、ソフトによって無料体験期間の長さはさまざまで、数日間しか試せないものもあれば、数週間から数か月じっくり使えるものもあります。今回は、介護ソフトの無料体験の概要と、無料体験期間が長いおすすめソフトベスト3を紹介します。ソフト選びで失敗しないためにも、ぜひ参考にしてください

介護ソフトとは?

介護ソフトは、介護事業所での業務効率化を目的に開発されたソフトウェアです。紙での書類管理を行う場合、手書きでの記入や、各書類間での転記が手間になっていましたが、介護ソフトを使用することで、移動中や空き時間にスマホやタブレットから介護記録を簡単に入力することができたり、各書類間でのデータ連携がされていることで、転記が不要になり、介護職員の負担を軽減し、作業効率を大幅に向上させるツールです。
介護ソフトの導入により、介護職の人材不足解消や、事務作業の負担軽減介護サービスの質の向上が期待できます。

介護ソフトの無料体験とは?

介護ソフトの無料体験とは、一定期間だけ有料プランと同じ機能を無料で試せる仕組みのことを指します。多くのソフトメーカーでは、導入検討中の事業所向けに1週間から2ヵ月程度の無料体験期間を設けており、その間は実際の業務フローに沿って操作感や機能を確認することができます。

無料体験を利用する最大のメリットは、導入後に「思ったより使いにくかった」「現場の業務に合わなかった」という失敗を防げることです。カタログやホームページの情報だけではわからない、画面の見やすさや入力のしやすさ、操作ステップの流れなどを実際に体験できるため、現場職員の納得感も高まります。

また、無料体験期間中は、メーカー担当者からの操作説明やサポートを受けられることが多く、操作に不安がある事業所でも安心して試すことができます。特に、ICTに不慣れな職員が多い場合や、複数のソフトで迷っている場合には、無料体験を活用して比較検討することが重要です。

ただし、無料体験期間が終了すると自動的に有料プランへ切り替わるソフトもあるため、導入を見送る場合は解約手続きを忘れないよう注意しましょう。

介護ソフトの無料体験を利用するメリット

① 実際の操作感を確認できる

無料体験を利用することで、カタログや説明だけではわからない画面の見やすさや操作の流れ、入力方法の使いやすさを現場で直接確認できます。導入後に「思ったより使いにくかった」というミスマッチを防ぐことができます。

② 現場職員の反応を確かめられる

現場で働く介護職員が、ソフトを無理なく使えるかどうかを試すことができます。ICT操作に不慣れな職員が多い場合でも、無料体験期間中に操作説明を受けることで安心感を得られ、現場の抵抗感を軽減できるというメリットもあります。

③ 業務フローに合うか検証できる

ソフトが自事業所の記録方法や請求業務の流れに合うかどうかを、実際の業務フローに当てはめて検証できます。これにより、導入後に無理な運用変更が発生するリスクを減らせます。

④ 複数ソフトを比較検討できる

無料体験は複数ソフトで利用できることが多いため、気になるソフトをいくつか試すことで、自事業所に最も適したソフトを選ぶ判断材料になります。機能や操作性だけでなく、サポート体制や画面設計の違いも比較できます。

⑤ サポート対応が確認できる

無料体験期間中にメーカー担当者からの説明や問い合わせ対応を受けることで、実際のサポート体制やレスポンスの速さ、対応の丁寧さを確認できます。導入後も安心して運用できるか判断する材料になります。

無料体験期間が長い介護ソフトランキングベスト3

介護ソフトの無料体験は、一定期間だけ有料プランと同じ機能を無料で試すことが可能です。無料体験の活用は、「介護ソフトを初めて使うのでまずは試してみたい」「有料版を契約する前に試してみて、使い心地の良いものに決めたい」という事業所様にもぴったりです。無料体験期間はソフトによって異なり、通常1週間~2ヵ月程度です。体験期間が長いほど、じっくりと検討しながらお試しすることができます。以下では無料体験期間が長い介護ソフトランキングベスト3をご紹介します。

※条件クリアが無料体験の要件にある場合はランキングから除いています。

1位 介護報酬請求ソフト「楽すけ」 無料体験期間:最大6ヵ月

介護報酬請求ソフト「楽すけ」は無料体験期間最大6ヵ月と長い期間体験利用ができるソフトです。介護報酬請求ソフトのため、請求機能のみとなり、記録や文書作成は行えませんが、最大6ヵ月間、すべての機能を無料で体験できます。

楽すけ

2位 トリケアトプス 無料体験期間:最大3ヵ月

トリケアトプスは最大3ヵ月と、長い期間無料体験が行える介護ソフトで、無料体験中も記録・文書作成・請求・アプリ使用・サポートのすべての機能を使用できます。
国保連請求の際は、CD-Rでの書類提出はもちろん、伝送にて提出する場合は委任状のやり取りをさせていただければ無料体験中でも伝送にて国保連請求が行えます。無料版から有料版への切り替えの際もデータはそのまま引き継ぐことが可能です。

トリケアトプス

3位 まもる君クラウド 無料体験期間:最大60日間(2ヵ月)

「ソフトの導入は実際に操作をして判断したい」「パソコンが苦手だけどうまく使いこなせるかな?」こうした導入前のご要望やご不安にお応えすべく、まもる君クラウドでは60日間の無料体験期間を用意しています。オンラインでの操作のご説明も可能です。万が一事業所様のご期待に添えられなかった場合にも、一切お金をいただかずに終了できますので、気軽に試すことができます。

まもる君クラウド

3位 ケア樹Free 無料体験期間:最大2ヵ月

ケア樹Freeは業務帳票や計画書管理・記録・請求・分析業務まで介護施設運営全般をトータルに支援する介護ソフトです。ケア樹Freeはクラウド型ソフトのため、最短即日から2ヵ月無料体験が可能です。

ケア樹Free

介護ソフトの無料体験期間は最大2ヵ月間で設定しているソフトが多いです。上記に記載した介護ソフト以外にも最大2ヵ月無料のソフトは多くあるため、事業所に合ったソフトを探してみてください。

無料体験期間が長いソフトを選ぶ際には「体験終了後の費用」にも注意

無料体験期間が終了した後、導入を検討しているのであれば、無料体験期間終了後の費用も把握しておく必要があります。「無料体験期間が長かったから試してみたけど、有料版に切り替わったら思ったより費用が高かった…」なんてことのないように、しっかり費用感を確認しておくようにしましょう。以下では「無料体験期間が長い介護ソフトランキングベスト3」のソフトの費用を整理しました。ぜひソフト選びのご参考にしてください。

1位 介護報酬請求ソフト「楽すけ」

初期費用 月額費用 無料体験 サービス提供方法 サポート方法
記載なし(契約本数やオプションソフトの必要有無により費用が変動) 記載なし 最大6ヵ月 インストール型 遠隔サポートサービス

導入時ライセンス料+年間サポート料がかかるソフトです。詳細な費用についてはホームページに記載がありませんでしたが、以下のように複数事業所を運営している場合は割引がきくようです。

■居宅介護支援と訪問介護を運営している場合
居宅介護支援事業者版年間サポート料 9万円+訪問介護事業者版年間サポート料 9万円=18万円 12万円/1年

■居宅介護支援、訪問介護、通所介護をそれぞれ2事業所、合計6事業所運営している場合
居宅介護支援事業者版年間サポート料9万円×2事業所+訪問介護事業者版年間サポート料9万円×2事業所+通所介護事業者版年間サポート料9万円×2事業所=54万円 18万円/1年

■楽すけはどんな事業所におすすめ?

1.複数事業所を運営している場合

複数事業所を運営している場合は割引制度で費用が安くなります。大規模事業所や、今後拡大予定の事業所におすすめです。

2.インストール型介護ソフトを導入したい場合

楽すけは他の3つのソフトと異なり、インターネット回線を使用するクラウド型ではなく、パソコンにインストールするタイプの、インストール型のソフトとなります。クラウド型ソフトが主流にはなってきていますが、クラウド型もインストール型もそれぞれメリット・デメリットがあります。インストール型はインターネット環境がなくても使用できるため、特にインターネット環境が不安定な地域や施設でも安心です。また、インストール型はPC内でソフトを動かすため、通信速度に左右されずに操作できます。また、データを事業所や法人内のサーバーで管理するため、外部クラウド上に利用者情報を置きたくない事業所でも安心です。

2位 トリケアトプス(岡谷システム株式会社):月額220円~

初期費用 月額費用 国保連請求費用 無料体験 サービス提供方法 サポート方法
0円 ■220円~ 従量課金制(220円/人)上限5,500円)
居宅介護支援、居宅療養管理指導、小規模多機能型居宅介護、小規模多機能型居宅介護(短期利用)、認知症対応型共同生活介護、認知症対応型共同生活介護(短期利用)、福祉用具貸与、障がい福祉

■440円~ 従量課金制(440円/人)上限8,800円)
訪問介護、訪問入浴、訪問看護、訪看医療、訪問リハビリ、訪問型サービス、通所介護、通所リハビリ、通所型サービス、夜間対応型訪問介護、認知症対応型通所介護、地域密着型通所介護、定期巡回・随時対応型訪問介護看護
0円 最大3ヶ月間 クラウド フリーダイヤル、メール、FAX、AIによるQ&A、動画マニュアル
  • 料金:月額220円~(従量課金制・220円/人サービスの場合→上限5,500円)

トリケアトプスは従量課金制の介護ソフトで、利用者1人につき、税込み価格で最低220円から使用できます。初期費用・オプション費用無しで、国保連伝送やサポート対応、ケアプランデータ連携など全ての機能を月額料金で使用できます。

請求から実績入力まで一気通貫で効率化でき、総合型介護ソフトの中では最安値で使用できます。介護記録では日々の介護記録を入力すると実績(請求)へ連動し、自動で実施記録票などを作成できます。利用者請求機能については、利用者選択方式で指定月から実績データを一括コピーできるので、毎月の事務作業が楽々こなせます。

上限金額もあるため、事業所の規模が大きくなり、思ったより負担が大きくなってしまった…なんてこともないため、中規模事業者様や、事業立ち上げの際にも最適なソフトです。ICT補助金の拡充要件を満たすソフトのため、通常の補助額の1/2から3/4への拡充が可能です。

最低220円から使用できるサービスと、最低440円から使用できるサービスがあり、220円から使用できるサービスには、居宅介護支援や居宅療養管理指導、小規模多機能型居宅介護、小規模多機能型居宅介護(短期利用)、認知症対応型共同生活介護、認知症対応型共同生活介護(短期利用)、福祉用具貸与、障がい福祉などがあります。

実績入力や国保連請求、利用者請求はもちろん、シフト作成やアプリ連携、LIFEやケアプランデータ連携など、低価格帯の介護ソフトながら、多くの機能が付いており、コスパが良い点が特徴です。

■トリケアトプスはどんな事業所におすすめ?

1.小規模~中規模の介護事業所

1人あたり220円~使える従量課金制のため、利用者数が少ない事業所でも無駄なコストが発生しにくい料金体系です。1人あたり220円の介護サービスの場合、上限価格は5,500円までと決まっているため、将来的に事業所規模が大きくなっても安心して使い続けることができます。

2.立ち上げ初期の新規事業所

利用者数が少ない内は、1人あたり220円~と少額の支払いで無駄がありません。新しく事業を始める際は、設備投資や人件費などで出費がかさみます。トリケアトプスは初期費用ゼロ・オプション費用ゼロで導入できるため、開業初期の負担を抑えることができます。また、国保連伝送や実績入力、LIFE連携などの業務も一つのソフトで完結できるため、システムの使い分けやデータ移行の手間も省けます。

3.多機能かつコスパを重視したい事業所

トリケアトプスは、月額料金の中にすべての機能が含まれているのも特徴の一つです。実績入力、国保連請求、利用者請求、介護記録、シフト管理、LIFE連携、アプリ連携、ケアプランデータ連携など、他社ではオプション扱いになる場合がある機能も、標準で搭載されています。

トリケアトプス(岡谷システム株式会社)

3位 まもる君クラウド(株式会社インタートラスト):月額8,580円~

初期費用 月額費用 国保連請求費用 無料体験 サービス提供方法 サポート方法
0円 ■8,580円~
居宅介護支援、訪問入浴、訪問看護、夜間対応型訪問介護、定期巡回・随時対応型訪問介護看護

■9,680円~
居宅療養管理指導

■10,780円~
高齢者住宅

■10,800円~
訪問リハビリテーション、福祉用具貸与

■12,980円~
訪問介護、通所介護、通所リハ、認知症対応型通所介護

■14,080円~
小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護、認知症対応型共同生活介護
1,100円 60日間 クラウド型 カスタマーサポート
  • 料金:月額8,580円~

まもるくんクラウドは、サービスごとに費用が異なり、居宅介護支援・訪問入浴・訪問看護・夜間対応型訪問介護・定期巡回・随時対応型訪問介護看護は最安値の7,800円~使用できます。国保連伝送サービスを使用する場合は、国保連伝送サービス「おくる君」の利用料として月額1,100円が別途かかります。

クラウドサービスのため、スマートフォンやタブレットを使って外出先からでも利用できます。

■まもるくんクラウドはどんな事業所におすすめ?

1.訪問系の事業所

まもるくんクラウドは、以下のようなサービスを、サービス内最低価格の月額8,580円~で利用可能なため、訪問系の事業所に特におすすめです。

  • 居宅介護支援
  • 訪問入浴
  • 訪問看護
  • 夜間対応型訪問介護
  • 定期巡回・随時対応型訪問介護看護

2.同一拠点で複数サービスを運営している事業所

まもるくんクラウドでは、同一法人ID(主に同一拠点で利用)で複数サービスご利用の場合、セット割料金(2本目以降全て半額)の適用が可能です。同一拠点で複数サービスを運営している事業所はお得に利用できます。

まもる君クラウド(株式会社インタートラスト)

3位 ケア樹(株式会社グッドツリー):月額4,015円~

初期費用 1年目の月額費用(初期費用・国保連請求費用・サポート費用込み) 国保連請求費用 無料体験 サービス提供方法 サポート方法
■11,000円~
訪問介護、訪問看護、訪問入浴、訪問リハ、夜間対応型訪問介護、定期巡回・随時対応型訪問介護看護、通所介護、地域密着型通所介護、通所リハ、認知症対応型通所介護、認知症対応型共同生活介護

■110,000円~
短期入所生活介護、短期入所療養介護、小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護

■550,000円~
特養、地域特養、老健、特定施設入居者生活介護、地域特定
■4,015円~
居宅介護支援

■8,415円~
訪問介護、訪問看護、訪問入浴、訪問リハ、夜間対応型訪問介護、定期巡回・随時対応型訪問介護看護、通所介護、地域密着型通所介護、通所リハ、認知症対応型通所介護、認知症対応型共同生活介護

■16,665円~
短期入所生活介護、短期入所療養介護、小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護

■79,731円~
特養、地域特養、老健、特定施設入居者生活介護、地域特定
13,200円~ 2ヶ月 クラウド型 電話・メール・操作マニュアル・サポートサイト(13,200円~)
  • 料金:月額4,015円~

ケア樹は月額システム利用料は0円となっていますが、その代わりに年間事務手数料がかかる年払い制のソフトです。年払い制ですが、月額に換算すると安く使用でき、料金はサービス種別によって変わります。居宅介護支援サービスは最安値の月額4,015円~使用できます。介護サービスによって価格差があるため、価格表と自事業所のサービスを照らし合わせてみてください。

上記の月額費用は1年目にかかる費用ですが、2年目以降はサポートを解除してよりコストを削減することも可能です。

11,000円~の初期費用がかかる点には注意が必要です。

■ケア樹はどんな事業所におすすめ?

1.年間予算でシステムを管理したい法人・事業所

ケア樹は年払い制のため、月ごとに請求が発生するタイプのソフトとは異なり、年間予算で一括管理がしやすいのもポイントです。年度ごとにIT予算を組んでいる法人や、補助金などを活用して導入を検討している事業所にも適しています。

2.ITに詳しい職員がおり、2年目からサポート契約が不要な事業所

ケア樹は1年目はサポート費用込みで導入でき、操作に慣れるまでしっかりと支援を受けられるのが安心ポイントです。一方で、2年目以降はサポート契約を解除し、ソフト使用料だけで運用を継続することも可能です。この柔軟な契約スタイルは、ITに詳しい職員が在籍している事業所や、「1年使って業務フローが固まったので、あとは自力で使いこなせる」というケースにとって非常に合理的です。実際にケア樹を導入している事業所の中には、2年目からサポートを外し年間数万円のコスト削減に成功している例もあります。

ケア樹(株式会社グッドツリー)

無料体験を行うソフトは正しい手順に沿って選定しましょう

失敗しない介護ソフト選びのために正しい手順でソフトを選定する必要があります。無料体験は本来、事業所の課題を洗い出し、情報収集後資料請求を行ってソフトを絞り込んだ後、実際の使い心地に問題がないか確認するための最終ステップです。それらの手順を飛ばしていきなり無料体験を行ってしまうと、どのような基準で無料体験するソフトを選べば良いかがわからず、「思っていたより使いにくかった」「現場に合わなかった」など後悔する恐れがあります。

介護ソフトを選ぶ際の正しい流れは以下の通りです。

①事業所の課題を洗い出す
②インターネットで情報収集
③資料請求を行って比較
④無料体験を利用

① 事業所の課題を洗い出す

介護ソフトを選ぶ際に、まず最初に行うべきことは自事業所の課題を明確にすることです。ただ何となく「便利そうだから」「周りが導入しているから」という理由だけで選んでしまうと、実際に導入した後に「思ったより業務が楽にならない」「現場で使いにくい」という問題が起きやすくなります。

例えば、記録業務に時間がかかっているのか、請求業務でミスや返戻が多いのか、情報共有に課題があるのか、記録業務を簡単にしたいのか、事業所ごとに解決したいポイントは異なります。まずは、現場の職員や管理者から意見を集めましょう。

この課題の洗い出しをしておくことで、「どの機能が必要なのか」「どのソフトが自事業所に合っているのか」を選ぶ基準が明確になります。逆にこのステップを飛ばしてしまうと、機能が多いだけで使いこなせないソフトを選んでしまったり、現場のニーズと合わず導入が進まない原因になってしまいます。最初にじっくりと事業所の課題と向き合い、解決すべきポイントを明確にすることが、介護ソフト選びを成功させる第一歩です。

② インターネットで情報収集

事業所の課題を洗い出したら、次に行うべきことはインターネットでの情報収集です。「介護ソフト」や「サービス種別+介護ソフト」で検索し、各ソフトの特徴を確認しましょう。現在、介護ソフトは多くのメーカーから販売されており、公式サイトや比較サイトを活用すれば、機能や価格、導入実績などの基本情報を簡単に調べることができます。

まずは、自事業所で解決したい課題に合ったソフトがどのメーカーから提供されているかを確認しましょう。例えば、「スマホやタブレットで簡単に記録できるか」「請求ソフトと一体型か」「ケアプラン作成機能があるか」など、自分たちの優先ポイントに注目して比較していくことが大切です。

また、メーカー公式サイトには、導入事例や利用者の声が掲載されていることが多く、実際に同じ規模やサービス形態の事業所がどのように活用しているかを知る良い参考になります。口コミサイトや介護業界のニュースサイトもチェックすると、現場目線のリアルな評価や、最新のソフト事情を知ることができます。ただし、インターネット上の情報だけで判断するのではなく、最終的には資料請求やデモ体験を通じて、実際の操作感やサポート体制まで確認することが重要です。情報収集の段階では、「気になるソフトを複数ピックアップしておく」ことを意識しましょう。

■検索を行う際の注意点

検索すると、検索結果にランキングサイトが出てくる場合があります。比較サイトのランキングを参考にすることで、介護ソフト会社から発信された情報だけでなく、客観的な視点の新たな情報収集に役立ちます。ですが、中には介護ソフト会社と利害関係があり、ランキングサイトの順位や中身が偏った情報となっている場合もあるため注意が必要です。

偏った情報に惑わされず、正確な情報を得るためには、サイトの運営元を確認することが大切です。介護ソフト会社と関係のある会社ではないか、利害関係はなく、中立の立場であるか見極めることがポイントです。

運営元を判断するのは難易度が高い場合は、1つのランキングサイトだけを参考にするのではなく、いくつかのランキングサイトを比較し、情報が正しいかどうかを確認する方法も、ランキングサイトの信憑性を確認することができます。

③ 資料請求して比較

インターネットで気になる介護ソフトをピックアップしたら、次に行うべきは各メーカーに資料請求をして比較します。公式サイトには基本情報や機能概要が掲載されていますが、実際には載っていない細かい仕様やオプション、サポート内容、料金体系の詳細などは、資料を取り寄せないとわからないことが多くあります。

資料請求をすると、パンフレットや料金表、導入事例集、操作画面イメージなどが届き、より具体的にソフトの特徴や使用感をイメージできます。また、メーカーによっては資料請求後に電話やメールで連絡があり、事業所の規模や業態に合わせた活用方法や補助金情報などを教えてくれる場合もあります。

この段階で複数メーカーの資料を比較することで、

  • 自事業所に必要な機能が備わっているか
  • 操作画面が現場で使いやすいか
  • サポート体制は十分か
  • 費用感は予算内か

などを具体的に検討できます。ただし、資料を眺めるだけでなく、現場の職員や管理者と一緒に内容を確認し、「このソフトなら現場が楽になりそうか」「請求業務まで一元管理できるか」といった視点で比較することが大切です。資料請求は少し手間に感じるかもしれませんが、導入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、選定の重要なステップといえます。

④無料体験を利用

資料請求で候補を絞り込んだら、ここでようやく無料体験を行います。パンフレットや説明だけでは、「現場で本当に使いやすいか」「操作が複雑すぎないか」といった部分はなかなか分かりません。特に介護ソフトは、日々の記録や請求業務で毎日使うものなので、現場職員が直感的に操作できるかどうかが導入成功の鍵になります。

無料体験では、

  • スマホやタブレットでの入力操作
  • 記録から請求までの一連の流れ
  • 画面の見やすさや項目配置
  • 通信速度や反応のスムーズさ

など、実際の使用環境に近い形で確認することが重要です。また、職員全員が一度は触ってみて、操作性や印象を共有することで、導入後の混乱を防ぐことができます。さらに、無料体験時にサポート担当者へ操作方法や不安点を質問してみましょう。回答の丁寧さや対応スピードは、実際に導入した後のサポート品質を見極める大きな判断材料になります。このように、無料体験を活用して現場目線で試すことで、「机上では良さそうだけど現場では使いにくい」という失敗を防ぎ、自事業所に最適なソフトを選ぶことができます。

介護ソフトの無料体験についてよくある質問

介護ソフトを導入する前に、無料体験を利用して操作感や機能を確認しておくことは非常に重要です。しかし、いざ無料体験を申し込もうとすると、「どれくらいの期間使えるの?」「入力したデータは引き継げる?」「体験中でもサポートは受けられる?」など、さまざまな疑問が出てくるのではないでしょうか。

ここでは、介護ソフトの無料体験について事業所からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。事前に知っておくことで、不安なく無料体験を活用し、ソフト選びで失敗しないための参考にしてください。

Q. 無料体験期間はどれくらいありますか?

A. ソフトによって異なりますが、一般的には1週間から2ヵ月程度が多いです。中にはそれ以上の期間試せるソフトや、キャンペーンで無料体験期間を延長できる場合もあります。

Q. 無料体験中に実際の業務データを入力しても大丈夫ですか?

A. 多くの場合、実データを入力して業務フローを確認できます。ただし、無料体験環境がテストアカウントの場合や、本番環境として継続利用できない場合もあるため、導入前に確認しましょう。

Q. 無料体験後は自動的に有料プランに切り替わりますか?

A. ソフトによっては、無料体験終了後に自動で有料プランへ切り替わるものもあります。不要な場合は、解約手続きや終了申請が必要な場合があるため、事前に確認しておきましょう。

Q. 無料体験中でもサポートは受けられますか?

A. はい、多くのソフトで無料体験中も操作説明や問い合わせ対応など、有料プランと同様のサポートが受けられます。導入後のサポート品質を確認する良い機会です。

Q. 無料体験は複数回利用できますか?

A. 原則として、同じ事業所・同じソフトメーカーで複数回無料体験を利用することはできない場合が多いです。ただし、別サービスや新プラン導入時などに再体験できるケースもあるため、メーカーへ相談してみると良いでしょう。

Q. 無料体験期間中に入力したデータは、有料プランに切り替えた後も引き続き利用できますか?

A. 多くのソフトでは、無料体験中に入力したデータをそのまま引き継いで利用できます。ただし、無料体験環境がテストアカウントやデモ環境の場合は、正式契約後にデータ移行が必要になることもあります。契約前に「体験中データを本契約後も継続利用できるか」必ずメーカーへ確認しておくと安心です。

まとめ

今回は、介護ソフトの無料体験の概要と、無料体験期間が長いおすすめソフトベスト3を紹介しました。無料体験は、実際の業務フローに沿って操作感や機能を確認できるため、導入後のミスマッチを防ぐためにも非常に重要です。また、メーカーのサポート体制や操作説明のわかりやすさを確認する機会にもなります。

無料体験期間が長いソフトを選べば、よりじっくりと現場で試すことができ、職員の操作習得や業務定着にもつながります。ソフト選びで失敗しないためにも、まずは気になるソフトの無料体験を活用して、自事業所に合うかどうかをしっかり見極めてください。今回の内容が、介護ソフト選定の参考になれば幸いです。

介護ソフトはトリケアトプスがおすすめ

トリケアトプスは、介護現場の負担を軽減し、介護記録から国保連請求まで一気通貫で効率化が行える介護ソフトです。 トリケアトプスが6,000以上の事業所様に選ばれてきたポイントは以下の4つです。

01 お得な料金体系
トリケアトプスは従量課金制を採用しており、ご請求は使った分のみ。

最低220円/人~使用可能で、従量課金制の介護ソフトの中でも業界最安値です。上限価格もあるため、事業所の規模が大きくなって、思ったより負担が大きくなってしまった…なんてこともなく安心です。
オプションによる追加費用も無しで、全ての機能を標準装備で使用可能です。
02 パソコンが苦手な人でも使いやすい画面
ケアマネジャーやヘルパーさん、どんな人でも使いやすいよう、直感的にどこに何があるか、分かりやすい操作画面を設計しました。iOS/Androidのスマホアプリも対応しており、スマホからでも簡単に実績入力が行えます。

イメージキャラクターのトリケアちゃんが見守ってくれる、女性に人気の可愛い操作画面です♪
03 ご利用いただいている事業者様の92%が「サポートに満足」と回答
介護ソフトの使い方で分からないことがあれば、お電話頂ければ、専任のオペレーターが丁寧に対応致します。開発元が運営も行っているため、わからないことは丁寧にしっかりとご説明することができます。電話もつながりやすく、困っている時にすぐ頼っていただけます。
04 お客様のお声から機能を開発
お客様から多くの声を寄せられた「こんな機能がほしい!」という機能を、他社では対応できないスピードでの実装を実現。ほぼ標準機能としてアップデートしているため、追加費用はいただきません。開発元がサポートも行っているため、ダイレクトに機能を反映することができます。

トリケアトプスは、国保連請求やサポートなど、全ての機能を制限無しで使用できる、最大3ヶ月間の無料体験を実施しています。 この機会にトリケアトプスをぜひお試しください。

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