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介護の基礎知識

【ケアプラン文例】長期目標・短期目標175事例

  • 公開日:2025年08月22日
  • 更新日:2025年10月28日

ケアプランを作成する際、「長期目標」と「短期目標」をどのように立てればよいか迷う方は少なくありません。利用者の生活背景や健康状態、本人や家族の意向を踏まえながら、一人ひとりに合った目標を設定することが求められますが、実際には言葉にまとめるのが難しい場面も多いでしょう。

本記事では、さまざまなケースに対応できる175の文例を紹介します。食事・入浴・排泄・外出・交流など、幅広い生活場面に応じた文例を集めていますので、ケアプラン作成の参考にしていただければ幸いです。

ケアプランの長期・短期目標例

ケアプランを作成するうえで欠かせないのが、利用者の生活に沿った長期目標と短期目標の設定です。長期目標は半年~1年を見据えた生活の姿、短期目標は1〜3ヵ月で達成できる行動を指します。以下では実際のケアプラン作成に役立つ長期・短期目標の文例を課題別にご紹介します。

▼課題別長期・短期目標例
外出・交流に関する長期・短期目標例
リハビリ・機能訓練に関する長期・短期目標例
入浴に関する長期・短期目標例
排泄に関する長期・短期目標例
食事に関する長期・短期目標例
生活援助に関する長期・短期目標例
介護者の負担軽減に関する長期・短期目標例
口腔ケアに関する長期・短期目標例
体調・疾患管理に関する長期・短期目標例

外出・交流に関する長期・短期目標例

外出や交流に関する目標を設定する際は以下のキーワードに注目するようにしましょう。

①家族・孫・ペット・友人・近所付き合い
②趣味活動や仕事・役割
③行きつけの店・集まり

長期目標 短期目標
活動的な毎日を送る 週に3回は行きつけの喫茶店に行き、月1回は入院中の妻の面会へ行く
社会とのつながりを持ち、生きる意味を感じたい 月1回は地域のサークルやイベントに参加する
孤独感を和らげる 月に1回は電話や手紙で友人と連絡を取る機会を持つ
生活に彩りを感じる 月に1度は家族や友人と外食に行く
自然に触れて心身ともにリフレッシュする 毎日近隣の公園に散歩に出かける
趣味活動を通じて仲間を増やす 趣味の集まりに参加する機会をつくる
近所のスーパーに1人で買い物に行けるようになる 体を動かす週間を付ける
他者と関わりを持つ 週に2回は買い物や散歩に出かけ、地域の人と挨拶を交わす
家族と旅行に行く 週に2回は散歩を行い体力を付ける
音楽や文化に触れて心豊かに過ごす 定期的にコンサートや展覧会に参加する
社会に貢献し、生きがいを感じる 定期的に地域活動に参加する
同年代の仲間と過ごし、生きがいを持つ デイサービスなどで同年代の方と会話を楽しむ
自分の存在が誰かの役に立つ喜びを感じる 家庭や施設内の仕事を手伝う
旅行を楽しみ、人生に新しい経験を重ねる 日帰り旅行に参加する
孫との時間を増やし、家族の思い出を作る 月に数回は孫と一緒に過ごす
外出先でも安心して過ごせる体力を維持する 短時間の外出を継続して行う
笑顔で人と関わり、前向きな気持ちで過ごす 毎日職員や家族と会話する時間を持つ
施設外での活動を増やし、閉じこもりを防ぐ 週に1回は外に出る時間を持つ
四季を感じながら自然を楽しむ 季節ごとに散歩やドライブに出かける
近所の人との関係を深め、地域で安心して暮らす 近隣との交流を月1回以上持つ
いくつになっても学び続けたい 週に1度は図書館や文化センターを訪れる
人との関わりを持ち、笑顔で過ごしたい 積極的に友人や家族に会う機会を作る
新しい人との出会いを楽しむ 交流会やイベントに参加する
自己決定の機会を持ち、自分のものは自分で選びたい 必要な物を自分で選び購入する
外出を習慣化して生活リズムを整える 週に3回は散歩に出る
好きなスポーツや観戦を楽しむ 野球やサッカー観戦に出かける
公共交通機関を使って一人で外出することが出来るようになる 介助を受けながら外出する
今後も行きつけの喫茶店に通い続けたい 体を動かして体力を付ける
最寄り駅まで歩いて行けるようになる デイサービスで毎日歩行のリハビリを行なう
寝たきりを防止する 生活リズムを作り、ベッドで横になる時間を減らす
認知症を予防したい 人との会話を増やす、自分のことはできる限り自分で行なう
趣味活動を継続し、社会的交流を維持する。 盆栽や庭の手入れを継続する
他社とコミュニケーションを取り社会参加する デイサービスで他の利用者と趣味の囲碁を楽しむ
生活にメリハリをつける 生活リズムを崩さないよう、毎日の散歩を続ける
友人をつくり、楽しい時間を過ごす デイサービスのレクリエーションに積極的に参加する

リハビリ・機能訓練に関する長期・短期目標例

長期目標 短期目標
買い物に歩いて行けるようになる 近所のコンビニまで歩けるようになる
公園まで散歩できるようになる 自宅周辺を一周歩けるようになる
バスや電車を利用して外出できるようになる バス停まで安全に歩けるようになる
旅行に出かけられるようになる 30分以上連続して歩けるようになる
杖なしで外出できるようになる 杖を使って安定して歩けるようになる
玄関まで郵便物を取りに行けるようになる 室内を伝い歩きできるようになる
転倒せずに生活できるようになる 手すりを使って安全に立ち座りできる
現在の身体機能を維持できる 毎日決められた運動を続けられる
階段を昇り降りできるようになる 段差を一段昇り降りできる
筋力を維持して日常生活を自立できる スクワットや体操を週に数回行える
呼吸機能を保ち、体力を維持できる 深呼吸や発声練習を習慣化できる

入浴に関する長期・短期目標例

長期目標 短期目標
自分で入浴できるようになる 極力介助なしで、見守りのみで入浴できるように努める
浴槽に出入りして湯船につかれるようになる 浴槽の縁につかまりながらまたげるようになる
入浴動作をすべて自立して行えるようになる 上半身の洗身を自分でできるようになる
転倒せずに安全に入浴できるようになる 浴室まで安全に歩いて行けるようになる
入浴を習慣化して清潔を維持できる 週2回以上、介助付きで入浴できる
心地よくリラックスして入浴できるようになる 5分以上、安心して浴槽につかれるようになる
介助なしで入浴後の更衣・整容ができるようになる 入浴後に自分で衣服を着替えられるようになる
身体の清潔を保ち、気持ちよく暮らすことができ 介助を受けて入浴し、環境を整備することで安全に入浴する
皮膚疾患の悪化を防ぐ 身体の清潔が保持できる
お風呂に入り、心身ともにリラックスする 介助付きで定期的な入浴を行う
前面は自分で洗身する 手の届かないところは介助を受けて、手の届くところは自分で洗身する

排泄に関する長期・短期目標例

長期目標 短期目標
トイレでの排泄行為を維持する 排泄間隔に留意し、トイレへの声掛けや誘導を行う
自分で排泄が出来るようになる 自力で排泄後のふき取りができるようになる
規則的な排泄の習慣が身につく 規則的な時間にトイレに行けるようになる
自分でトイレにて排泄ができるようになる 日中はトイレで排泄を行う
失敗することなく1人でトイレに行くことができる 日中はトイレで排泄を行う
尿意や便意を感じたら自分でトイレに行けるようになる 尿意や便意を伝えられるようになる
夜間も自立してトイレに行けるようになる 夜間は介助や付き添いでトイレに行けるようになる
オムツやリハビリパンツを使用せずに生活できる 日中はトイレで排泄を済ませられるようになる
自分で衣服の着脱を行い、トイレ動作を自立できる 衣服の上げ下げを部分的に行えるようになる
介助ありでトイレに行くことができる状態を維持する 日中はトイレで排泄を行う
排泄動作能力の維持・向上ができる 誘導によりトイレで排泄できる
便秘になることなく、スッキリ排便できるようになる 日中の活動量の増加と栄養バランスの改善、水分量を増やす
薬を使わずに排便できる 日中の活動量の増加と栄養バランスの改善、水分量を増やす
おむつをはずし快適に過ごすことができる 介助によりトイレで排泄することが出来るようになる
家族のおむつ交換の負担を軽減する 紙おむつを使用することで衛生的な生活を送ることが出来る

食事に関する長期・短期目標例

食事全般

長期目標 短期目標
食事がきちんと摂れ、元気に生活が出来る 自分で食べられるようになり、体重が減らない様にする
ゆっくりでも自分のペースで食事をとる 食事を残さずに食べる
自分で安全に食事ができるようになる スプーンやフォークを使って一口ずつ食べられるようになる
バランスのとれた食事で体調を維持できる 主食・主菜・副菜をそろえて食べられるようにする
食事を楽しみながら生活できるようになる 家族や周囲と一緒に食卓を囲むことができる
食欲が維持され、必要な栄養が摂取できる 好きな食べ物を取り入れて食欲を高める
自分で食器を使い、食事を最後まで自立して行える コップを持って水分を摂れるようになる
食事を通じて生活の楽しみや生きがいを感じられる 週に数回、好物を取り入れた食事を行う

栄養

長期目標 短期目標
低栄養を防ぎ、適正体重を維持できる 毎日3食を摂取できるよう、食事時間の声かけを行う
バランスのよい食生活を続け、活力ある生活を送れる 1日1回は主菜・副菜を組み合わせて摂取する
食欲を維持し、必要なエネルギー・たんぱく質を確保できる 食欲が低下したときは補助食品(ゼリー、栄養飲料等)を活用して摂取量を補う
糖尿病や高血圧などの生活習慣病を食事でコントロールできる 医師・管理栄養士の指導に基づき、減塩やカロリー制限を守れる
栄養状態を安定させ、ADLの維持・向上につなげる 月1回の体重測定を実施し、増減があれば早期に対応する

水分摂取

長期目標 短期目標
水分不足による脱水を防ぐ 1日1,000ml以上の水分を目安に摂取できる
脱水を予防し、安定した体調を維持できる 1日コップ1杯の水を5回以上摂取できるように支援する
適切な水分摂取習慣を身につけ、尿路感染症や便秘を防ぐ 午前・午後・就寝前の3回、声かけにより自ら水分を摂る
季節を問わず水分不足による体調不良を起こさない 体調に合わせて経口補水液やお茶など、1日合計1,000ml以上を目安に摂取する
水分摂取を楽しみながら、生活の質を維持できる 嗜好を取り入れた飲み物(麦茶、ジュース、スープなど)を1日1回は提供し、飲水意欲を高める

誤嚥

長期目標 短期目標
嚥下機能に応じて、安全に水分を摂取できる とろみをつけた水分をむせ込みなく100ml飲める
誤嚥なく安心して食事をとることができる とろみややわらかい食事を安全に摂取できる
誤嚥を予防し、安全に経口での食事を継続できる とろみをつけた水分をむせ込みなく摂取できる
嚥下機能を維持し、必要な栄養を安全に摂取できる 毎食前に嚥下体操や口腔体操を実施する習慣をつける
誤嚥性肺炎を予防し、健康状態を安定させる 食事中は姿勢を正しく保持し、むせ込みが減少する
本人の好物を含め、安全に食事を楽しめる 嚥下状態に合わせた食事形態(刻み・ペースト等)を完食できる

生活援助に関する長期・短期目標例

買い物援助

長期目標 短期目標
必要な日用品や食品を安定して確保できる 週1回の買い物同行により、希望する品を購入できる
買い物を通じて生活の自立を維持できる 買い物リストを自分で作成し、職員と一緒に確認する
買い物の機会を楽しみ、社会参加につなげられる 月1回は家族や職員と近隣のスーパーへ外出する
買い物を通じて金銭管理を継続できる 必要な金額を計算し、会計を自身で行えるよう支援する
日常の生活必需品を切らさず安心して暮らせる 職員が事前に在庫確認を行い、不足分を一緒に補充する

調理援助

長期目標 短期目標
安全に調理を行い、栄養バランスの取れた食事を続けられる 包丁や火の使用を見守りのもとで行う
自分の好みに合った食事を楽しめる 週1回は好物のメニューを一緒に調理する
食事準備を通じて生活リズムを維持できる 1日1食を職員と一緒に調理する習慣をつける
調理動作を通じてADLを維持できる 材料の下ごしらえ(洗う・切る)を利用者が担当する
安心して在宅での食生活を継続できる 火を使わない調理(電子レンジや湯せん)を練習する

掃除・洗濯

長期目標 短期目標
住環境を清潔に保ち、快適な生活を送れる 週に1回、居室の床掃除を行う
清潔な衣類を着用し、生活の質を高められる 職員と一緒に洗濯機を操作し、洗濯物を干す
整理整頓を維持し、安全な住環境を確保できる 毎日10分間、テーブル周りを整頓する
掃除・洗濯の一部を継続し、生活動作を維持できる 衣類をたたみ、収納する作業を行う
衛生環境を整え、感染症や皮膚疾患を予防できる 週2回、トイレや洗面台の掃除を支援を受けて行う

整容

長期目標 短期目標
身だしなみを整え、清潔感を維持できる 毎朝の洗顔・髭剃りを職員と一緒に行う
整容を通じて自尊心を保ち、社会性を維持できる 外出前に髪を整える習慣をつける
整容動作を自立して継続できる 爪切りを職員の見守りのもとで行う
季節や状況に応じた服装を選択できる 職員と一緒に翌日の服を準備する
整容を楽しみとして生活に張りを持てる 月1回、理美容サービスを利用する

家事全般

長期目標 短期目標
家事を継続して行い、在宅生活を維持できる 1日1回、簡単な家事(ゴミ捨て等)を行う
役割を持ち、生活に張り合いを持って過ごせる 食器の片付けを毎食後に行う
家事動作を通じて身体機能を維持できる 1日10分間、家事に関わる動作を取り入れる
家事を工夫しながら安全に行える 高い所の掃除は避け、職員が補助する
家庭での役割を保ち、自立した生活を継続できる 週に1回は家族と一緒に家事を分担する

介護者の負担軽減に関する長期・短期目標例

長期目標 短期目標
介護者が心身ともに健康を保ち、介護を継続できる 週1回は介護サービスを利用し、休養の時間を確保する
介護者の孤立感を軽減し、安心して介護を続けられる 月1回は地域の家族会や交流会に参加する
介護者の身体的負担を軽減できる 移乗や入浴介助に福祉用具を導入し、負担を減らす
介護者が介護と自分の生活を両立できる デイサービス利用日に自身の通院や買い物を済ませる
介護者の精神的負担を軽減できる 週に1回、ケアマネに不安や悩みを相談する機会を持つ
介護者が適切な知識や技術を身につけ、自信を持って介護できる 介護技術(移乗・口腔ケア等)の指導を受ける
介護者の生活リズムを整え、心身の疲労を蓄積させない 夜間の見守りはセンサー等を活用し、休養時間を確保する
介護者が趣味や社会活動を継続できる 週に1回は趣味の時間を持てるようサービスを調整する
介護者と利用者双方の関係性を良好に保つ 介護負担が強い場面(排泄・入浴等)は職員が重点的に援助する
介護者が安心して将来を見通せる 定期的にケアマネと介護方針を確認し、必要時にサービスを見直す

口腔ケアに関する長期・短期目標例

口腔清潔

長期目標 短期目標
口腔内を清潔に保ち、誤嚥性肺炎や虫歯を予防できる 毎食後に歯磨きやうがいを職員と一緒に行う
介助の負担を減らしながら、清潔を維持できる 電動歯ブラシや口腔ケア用スポンジを活用する
口腔内環境を整え、食事や会話を快適に楽しめる 入れ歯を毎日取り外し、清掃する習慣をつける
本人の自立度を高め、介護者のケア負担を軽減する 歯ブラシを自ら持って磨く時間を確保する
口腔機能を維持し、全身の健康を保つ 週1回、歯科衛生士による口腔ケアを受ける

咀嚼力(カミカミ)

長期目標 短期目標
咀嚼機能を維持し、必要な栄養を確保できる 食事前に咀嚼訓練(ガムや嚥下体操)を実施する
咀嚼動作を無理なく行えるようにし、介助を減らす 本人の咀嚼能力に合わせて食材の大きさや硬さを調整する
咀嚼を通じて楽しみながら食事を続けられる 週に1回、噛みごたえのある食品を取り入れる
咀嚼に伴う疲労やストレスを軽減できる 義歯の調整を定期的に行い、負担を軽減する
咀嚼機能を保ち、誤嚥や低栄養を予防する 咀嚼回数を数えながら、よく噛む習慣をつける

嚥下(ゴックン)

長期目標 短期目標
嚥下機能を維持し、安全に経口摂取を継続できる 嚥下体操を毎食前に実施する
誤嚥を予防し、介助の負担を軽減できる 食事時に姿勢を正しく保持し、むせ込みを減らす
嚥下の不安を減らし、安心して食事を楽しめる とろみをつけた飲み物をむせ込みなく摂取する
嚥下機能の低下を防ぎ、生活の質を維持できる 週1回は言語聴覚士の指導を受け、嚥下訓練を行う
嚥下にかかる介助を減らし、本人の自立度を高める 一口ごとにしっかり嚥下を確認しながら食事を進める

体調・疾患管理に関する長期・短期目標例

認知症

長期目標 短期目標
日中の活動を通じて生活リズムを整え、夜間に安眠できる 日中に十分な活動を行い、疲労感を得られる
安心して過ごせる居場所をもち、外出意欲を継続できる 定期的に外出や社会参加の機会を持ち、気持ちが安定する
人との交流を通じて孤独感が軽減し、心穏やかに過ごせる 他者との会話やレクリエーションに参加できる
家族が認知症の症状を理解し、安心して関われる 家族会や相談で正しい対応を学ぶ
道に迷って帰れなくなり、家族が捜索することを防ぎたい GPSを利用して帰りが遅い時に居場所の確認を行える
夜間は落ち着いて眠り、生活リズムを整える 日中に十分な活動を行い、夜間の徘徊が減る

高血圧

長期目標 短期目標
安定した血圧を維持し、合併症のリスクを減らす。 血圧を測定し、記録できる。
血圧を安定させ、脳卒中や心疾患の発症を予防できる 毎日の血圧測定を継続し、記録を主治医へ報告できる
減塩や食事療法を守り、血圧管理を継続できる 1日6g未満を目安に減塩食を実践できる
運動により日常生活で無理なく血圧をコントロールできる 毎日15分以上の軽い運動(散歩等)を実施する
服薬と生活習慣を整え、安定した生活を送れる 内服を自己管理できない場合、服薬カレンダーを活用する
体調の変化を早期に把握し、重症化を防げる 週1回は体調・血圧について家族や職員に伝える

糖尿病

長期目標 短期目標
血糖値を安定させ、日常生活に支障をきたさない。 血糖測定を実施し、結果を記録・共有する。
食事療法を守り、生活習慣を改善できる 間食や甘い飲料を控える習慣を身につける
運動を継続し、インスリン抵抗性を改善する 食後30分以内に10分以上の歩行を行う
自己管理の意識を高め、血糖コントロールに主体的に取り組める 医師・栄養士の指導を受け、1週間の食事内容を記録する
低血糖・高血糖を起こさずに日常生活を送れる 低血糖時にブドウ糖や甘味料を摂取できるよう常備する

呼吸器疾患

長期目標 短期目標
症状を安定させ、生活に支障なく過ごす。 発作の兆候を早期に認識し、必要時に対応できる。
呼吸状態を安定させ、在宅生活を継続できる 毎日のSpO₂測定を実施する
感染症を予防し、増悪を防げる 外出後や食事前に必ず手洗い・うがいを行う
呼吸困難を軽減し、日常生活の動作を安全に行える リラックス呼吸法(口すぼめ呼吸等)を習得し、息切れ時に活用する
服薬や吸入を正しく継続し、発作を予防できる 吸入器の使用を毎回正しく実施できるよう確認する
体力を維持し、生活の質を高める 無理のない範囲で1日5分の体操を継続する

薬の服薬管理

長期目標 短期目標
薬を正しく服用し、疾患管理が適切に行える 服薬を確認し、必要に応じて支援する。
服薬が安定し、体調の悪化を防ぐことができる。 服薬確認を受け、正しく内服できる。
服薬を自己または家族・職員と協力して確実に行い、健康状態を維持できる 服薬カレンダーや薬ケースを用いて、飲み忘れを防ぐ
薬の副作用や効果を把握し、安全に服薬を継続できる 体調の変化を記録し、異常があれば速やかに報告する
服薬に関する理解を深め、主体的に取り組める 服薬時に薬の名称や効能を確認する習慣をつける
服薬を習慣化し、飲み忘れを防げる 決まった時間にアラームや声かけで服薬を促す

まとめ

ケアプランの目標設定は、利用者の生活の質を左右する大切なプロセスです。本記事で紹介した175の文例は、あくまでも参考例であり、実際には利用者一人ひとりのニーズや状態に合わせてアレンジすることが重要です。文例をヒントとして活用し、利用者の希望を反映したオリジナルのケアプランを作成しましょう。

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