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介護の基礎知識

介護の研修・グループワークの面白いテーマや勉強会のネタをご紹介

  • 公開日:2025年05月12日
  • 更新日:2025年05月12日

介護の現場では、職員の知識・技術の向上を目的として、さまざまな研修や勉強会が実施されています。近年では、従来の座学や講義形式にとどまらず、実践的かつ参加型のアプローチが重視されるようになってきました。とくに、グループワークや体験型の研修は、現場での対応力を高めると同時に、チームの連携強化や職員のモチベーション向上にもつながるため、多くの事業所で取り入れられています。

本記事では、基本的な研修テーマの応用例をはじめとして、職員が楽しく参加できるよう工夫された、ユニークな研修やグループワークのテーマ・実例をご紹介します。実際に介護事業所で行われている取り組みも交えながら、現場で活かせるアイデアをお届けします。

介護研修やグループワークの目的と重要性

介護研修やグループワークは、職員一人ひとりの知識や技術の向上だけでなく、チーム全体の質の高いケア提供を支える大切な土台です。現場での業務は常に多様化・高度化しており、法律や制度も頻繁に変化します。こうした中で職員が最新の情報を学び、正しい知識と実践力を身につけることは、利用者の安心・安全につながります。

また、研修は事故やトラブルの予防、職員の意識統一、モチベーションの向上にも役立ちます。特に新人職員の定着支援や、中堅・リーダー職へのステップアップにも不可欠な機会です。

介護研修やグループワークのテーマの選び方

①現場の課題・事故報告から選ぶ

過去のヒヤリハットやインシデント報告を分析し、課題の多い領域(例:移乗時の転倒、食事介助中の誤嚥など)を優先的に取り上げます。

②制度や外部評価に対応する

介護保険制度の改正内容や、LIFEへの対応、外部評価(第三者評価・監査)などに関連する研修を取り入れることで、対外的な信頼性の向上につながります。

③職員のレベルに応じて選ぶ

新人向けには基礎技術・接遇などを中心に、中堅・リーダー層にはリスクマネジメントやマネジメント研修など、階層別に内容を組み立てると効果的です。

④時期・季節に応じて選ぶ

冬場は「感染症対策」、夏場は「脱水・熱中症予防」、年度末には「介護記録の見直し」など、季節に即したテーマ選定も現場にマッチします。

介護研修やグループワークの方法は?

介護研修やグループワークの方法は、事業所メンバーだけで行うものから、外部講師を招いて行う方法もあります。研修の方法について以下にてご紹介します。

事業所メンバーでの研修

同じ事業所に勤務するスタッフ同士で行う研修です。日頃から顔を合わせているメンバーで学ぶことで、意見交換もしやすく、実際の業務に直結した内容を共有しやすいのが特長です。事例をもとにした話し合いやロールプレイなどを取り入れることで、チーム全体の連携力や対応力を高めることができます。新人職員のフォローやベテランの経験共有の場としても効果的です。

外部講師による勉強会

施設内での研修に、医師や看護師、理学療法士、管理栄養士など外部の専門職を講師として招く形式です。専門的な知見を現場で直接学べる機会として、介護職員の知識向上や意識改革に効果的です。実技を交えた実践的な研修や、最新の医療・介護トピックを取り入れた講義など、質の高い学びが期待できます。

オンラインでの勉強会

インターネットを活用し、Zoomや専用のeラーニングシステムなどを通じて行う研修方法です。時間や場所にとらわれず、自分のペースで学べるのが大きな特長です。録画視聴によって復習もできるため、知識の定着にもつながります。感染症対策や遠方研修への参加が難しい場合にも有効です。

職種別・階級別の勉強会

介護職員、看護職員、相談員など職種ごとにテーマを分けて実施したり、新人・中堅・リーダーといった階級別に内容を設定したりする方法です。それぞれの業務内容や役割に応じた課題にフォーカスでき、より実践的な学びにつながります。また、同じ立場の職員同士が意見を交換することで、悩みの共有や成長意欲の向上にもつながります。

押さえておきたい基本的な研修・グループワークのテーマ

介護職の研修・グループワークには、目的によってさまざまな種類があります。以下に代表的な研修テーマをご紹介します。

認知症への理解

認知症は、記憶障害や見当識障害などの「中核症状」と、それに伴う行動・心理症状(BPSD)によって、日常生活にさまざまな支障をきたします。介護職として重要なのは、「症状そのもの」よりも「その人の人生や背景を尊重したケア」を意識することです。
たとえば、徘徊や暴言といった行動も、本人なりの理由や不安が背景にある可能性があります。研修では、こうした行動を“問題行動”としてとらえるのではなく、“意味のあるサイン”として受け止める視点を育てます。
また、本人との信頼関係の築き方、家族や他職種との連携方法、施設環境の工夫(視認性・安心感など)など、実践に活かせる具体的な対応策についても学びます。

ケアプランの構成や目的

ケアプランは、介護サービスの根幹をなす「計画書」であり、個別支援の方向性を示す重要なツールです。職員一人ひとりがこの内容を理解し、日々のケアが計画とどう結びついているのかを意識することで、支援の質が大きく向上します。
研修では、アセスメントから目標設定、サービス内容の根拠、モニタリングの流れまで、ケアマネジメントの基本的な構成を学びます。また、記録とケアプランの関係性、チーム内の情報共有のポイントについても具体的に解説します。
「なぜこの介助を行っているのか」「どのような生活を目指して支援しているのか」という視点を持つことで、業務が“作業”ではなく“支援”へと変わり、職員のモチベーションや責任感の向上にもつながります。

リスク管理・感染症対策

介護現場では、日々の何気ない場面にリスクが潜んでいます。転倒・誤薬・誤嚥・火傷などの事故を未然に防ぐためには、職員全員がリスク感覚を持ち、早期発見と予防行動を取ることが求められます。研修では、過去のヒヤリハットや事故報告を事例として分析し、なぜ起こったのか、どうすれば防げたのかをチームで考えます。
また、感染症対策についても基本から徹底します。標準予防策の再確認や、手指衛生・マスク・防護具の正しい使用方法、感染時のゾーニングや対応マニュアルの確認を行います。新型コロナウイルス、インフルエンザ、ノロウイルスなど、感染症ごとの対応も取り上げ、実際の発生時に慌てず行動できるよう備えます。
リスク管理は“やりすぎ”ではなく“当然の備え”として、施設全体の文化に根づかせることが重要です。

接遇・コンプライアンス・クレーム事例と対処法

介護職は、日々の言動がそのまま事業所の信頼や印象に直結します。笑顔や声のトーン、言葉づかい、身だしなみといった接遇マナーは、どんなに技術があっても疎かにできない大切な要素です。また、利用者や家族が安心して相談できる環境づくりにもつながります。
さらに、近年ではコンプライアンス(法令遵守)の重要性も増しています。プライバシー保護、個人情報の取り扱い、記録の適正管理など、法律や制度に則った行動が求められます。
研修では、実際に起きたクレーム事例をもとに、背景と対応策を考えるグループワークも有効です。「つい口を滑らせてしまった一言」が大きな誤解や信頼喪失につながることもあるため、日常の言動を振り返る機会となります。苦情を「成長のヒント」として受け止める姿勢を育むことも、重要な学びのひとつです。

虐待防止・身体拘束

高齢者虐待防止法では、虐待には身体的暴力だけでなく、心理的虐待・経済的搾取・性的虐待・介護放棄も含まれます。こうした行為は故意でなくても、職員の疲労や誤った関わり方、過度な業務負担などから、無自覚に起きてしまうことがあります。
また、身体拘束についても、たとえば「転倒防止のため」としてベッドに固定する、ナースコールを外すなどの行為が“やむを得ない措置”として常態化していないか、定期的な振り返りが必要です。
研修では、虐待・拘束が利用者に与える精神的・身体的影響を具体的に学び、代替方法や職員間の情報共有の重要性を理解します。また、「誰かがやっていることに違和感を覚えたとき、声を上げられる組織風土」を育てることも、虐待防止には欠かせない視点です。

面白くて実用的な介護研修・グループワークのテーマ

基本的な研修テーマだけでなく、職員の学びやモチベーションを高め、チームの結束力を強化する「面白い・興味深い研修テーマ」も人気です。面白くて実用的なテーマの例をご紹介します。

“介護現場あるある”で学ぶ!ケーススタディ研修

介護の現場には、マニュアルだけでは対応しきれない“予測不能な出来事”が多々あります。この研修では、実際の現場でありがちな「介護あるある」をテーマにしたケーススタディをもとに、グループで意見交換やロールプレイを行います。たとえば、「利用者が突然怒り出したとき、どう対応する?」「夜間に転倒してしまった利用者に対して、どのように対応したか?」など、職員の実体験をベースに学び合います。

大切なのは、「正解を出すこと」ではなく、「多様な視点や工夫を知ること」です。経験年数の浅い職員にとっては実践力を身につける機会になり、ベテラン職員にとっては自分の対応を振り返るよい刺激になります。役職や年代を超えて意見を交換し合うことで、チームの一体感や相談しやすい雰囲気づくりにもつながります。

介護技術の裏ワザ・時短テク共有会

介護の仕事は体力も神経も使う仕事。ほんの少しの工夫で、時間や手間、身体的な負担をぐっと減らせることがあります。この研修は、現場で培われた「ちょっとした工夫」「長年の経験で編み出したコツ」を職員同士で共有し合う、実用性と楽しさを兼ね備えた内容です。

たとえば、「紙おむつ交換で利用者が不快にならない手順」「ベッド移乗のとき腰に負担をかけない介助姿勢」「レクリエーション準備の時短アイデア」など、それぞれの職員が“使えるテク”を持ち寄ります。ただの情報交換ではなく、「なぜそれが有効なのか」「実際に試してどうだったか」といった検証も行うことで、質の高い学びに発展します。

また、こうした共有は職員間のリスペクトを生み、「あの人すごいな」「真似してみたいな」といったポジティブな相互作用を生みます。現場力が自然と底上げされる効果がある研修です。

介護の現場に活かす「アンガーマネジメント」

人手不足や業務量の多さから、介護現場ではストレスが蓄積しやすく、知らず知らずのうちに怒りが態度や言葉に出てしまうこともあります。そうした“感情のもつれ”が利用者対応の質を下げたり、職員間の不和を生んだりするケースも少なくありません。

この研修では、怒りの感情そのものを否定するのではなく、「どうコントロールするか」を学びます。怒りのメカニズムや、自分が怒りやすい“地雷ポイント(トリガー)”を知り、怒りを爆発させず冷静に対応できる手法を習得します。感情をうまく整理することで、ミスの防止や人間関係の改善にもつながります。

特にチームケアを行う現場では、「感情の伝染」が起きやすく、ひとりの苛立ちが全体に影響を及ぼすことも。アンガーマネジメントは職場全体のストレス耐性を高め、安心して働ける環境づくりに寄与する、極めて実践的な研修テーマです。

「伝える力」を磨く!報連相コミュニケーション講座

介護の現場での事故やクレームの多くは、「言った・言ってない」「伝えたつもり・伝わっていなかった」といったコミュニケーションのすれ違いから生じています。この研修では、報告・連絡・相談、いわゆる“報連相”の基本を改めて見直し、「相手に伝わる」技術を実践的に学びます。

たとえば、「利用者の急な変化をどのように簡潔に、正確に伝えるか」「クレームの予兆をどう共有するか」「職員間の感情的なぶつかり合いを防ぐ伝え方」など、現場ですぐに役立つテーマをもとに、ロールプレイやワークを交えて学びます。

また、敬語や言い回し、伝えるタイミングや表情など、「言葉以外の要素」が持つ影響も取り上げます。言い方ひとつで伝わり方が180度変わることを実感することで、「伝える力」への意識が大きく変わります。結果として、職場の雰囲気やチームワークが向上し、離職防止にもつながる効果が期待できます。

「介護記録は物語」書き方ブラッシュアップ研修

介護記録は、ただの作業や報告ではなく、「その人の人生の一場面を記すもの」です。しかし現場では、時間に追われて形だけの記録になってしまったり、「書き方がわからない」「何を書けばいいかわからない」という声も多くあります。

この研修では、「事実を書く」だけでなく、「その人らしさをとらえ、読み手に伝える」ことを目指します。たとえば、「今日はいつもより表情が和らいでいた」「塗り絵を通じて幼少期の話をしてくれた」など、利用者の“生きた記録”を丁寧に綴るための視点を養います。

また、読みやすい文の構成、無駄を省いた言葉選び、主観と客観のバランスなど、記録スキルを高める具体的な技術も学びます。これは、記録を通じたチーム内の連携強化や、外部監査・家族説明にも役立つ力です。記録への意識が変わることで、介護という仕事への誇りも深まります。

その他の面白い研修・グループワークのテーマ

上記で挙げたもの以外にも、以下のような研修・グループワークのテーマがあります。テーマは介護施設の提供サービスや課題に合わせて選択しましょう。

■ 利用者理解を深める「生活歴」ワーク
利用者の“その人らしさ”に目を向けた個別ケアを考えます。架空の利用者プロフィールをもとに、「その人が大切にしてきた価値観」「好み」「生活リズム」などを想像し、ケアの工夫をグループで考えます。

■ 夜勤あるある!共感&改善ワーク
夜勤中のストレスや不安を共有し、支え合いや改善策を考えます。夜勤中にありがちな「ひとりでの緊急対応」や「眠気との戦い」などの場面を共有し、対処法や前もってできる備えを話し合います。

■ 利用者の“声”から考える研修
利用者の視点に立ったケア・サービス改善を促します。実際のアンケートやヒアリング結果を読み、「この声をどう活かせるか」「なぜこう感じたのか」をチームで分析します。

■ BPSD(認知症の行動・心理症状)対応アイデア会議
職員間で知恵を出し合い、BPSD対応の引き出しを増やします。 「帰宅願望」「暴言」「拒否」などの行動に対して、それぞれの対応例をグループで出し合い、「なぜその対応を選んだか」も深堀りします。

■ 自分のケアを振り返る“リフレクション”ワーク
自分のケアの特徴やクセを客観的に振り返り、気づきを得るワークです。「ある1日の関わりを振り返り、良かった点・反省点・次回やってみたいこと」を1人ずつシートに記入し、グループで共有します。

■ 介護版・謎解き脱出ゲーム研修
感染症対策、リスク管理、ケア手順などの知識を使って、グループで謎を解いていくゲーム形式の研修です。
「○○さんの転倒事故の原因を探れ!」「感染ルートを断ち切れ!」といったストーリー仕立てで、チームで知恵を出し合うため、協力意識も深まります。

介護の研修・グループワークの企画から振り返りまでの流れ

介護現場における研修・グループワークの企画から振り返りまでの流れは、参加者の理解と定着を深めるためにとても重要です。ただ「やるだけ」で終わらせず、準備・実施・振り返りの各ステップを丁寧に行うことで、現場への波及効果が大きくなります。以下に、実際に現場で役立つ形で具体的なステップを説明します。

Step 1:目的の明確化

研修やグループワークを実施する際は、まず「なぜそれを行うのか」という目的を明確にすることが重要です。たとえば、事故の増加や職員間の情報共有の不足、記録内容の質のばらつきなど、現場で感じる課題を出発点にテーマを選定します。そのうえで、「新人職員に接遇の基本を身につけてもらう」「チームでヒヤリハットの事例を共有し、予防策を考える」など、具体的なゴールを設定します。また、対象者が新人か中堅か、職種が混在しているかなどを把握することで、内容や伝え方をより的確に調整できます。

Step 2:研修内容・形式の決定

目的に応じて、最も適した研修の内容と進め方を決めます。知識の伝達が中心であれば講義形式、主体的な気づきを引き出したい場合はグループワークやロールプレイが効果的です。たとえば、介護技術や記録の書き方であれば実技やワークショップ形式、クレーム対応や接遇であれば事例をもとにしたディスカッションが適しています。資料やツール(パワーポイント、模造紙、付箋など)の準備もこの段階で行い、必要に応じて外部講師や社内の進行役を調整します。内容と形式が合っていることで、学びの質が大きく左右されます。

Step 3:当日の運営準備

研修を円滑に実施するためには、事前の段取りが欠かせません。まず、会場の広さや座席配置、プロジェクターや音響機器などの設備が整っているかを確認します。オンライン研修であれば、通信環境や資料の共有方法もチェックしておく必要があります。また、当日のスケジュールを細かく組み立て、時間配分と進行内容を記載した進行表(台本)を作成しておくと安心です。さらに、参加者には事前に研修の目的や重要性を伝えることで、モチベーションを高めておくことができます。こうした準備があるかないかで、当日のスムーズさに大きな差が出ます。

Step 4:研修・グループワークの実施

当日は、参加者がリラックスして取り組めるよう、アイスブレイクなどで場を温めるところからスタートします。そのうえで、研修の冒頭には「なぜこの研修が必要なのか」「どんなことを持ち帰ってほしいのか」といった目的を丁寧に伝えることで、参加者の意識が前向きになります。講義では一方通行にならないよう、適宜質問や対話を取り入れます。グループワークやロールプレイを交えることで、参加者が自分の考えを言葉にし、他者の視点に触れる機会をつくることが重要です。最後には、研修のまとめや質疑応答の時間を確保し、「明日から何を意識して取り組むか」を自分の言葉で振り返ってもらうと、実践につながりやすくなります。

Step 5:振り返りと評価

研修を行ったあとは、必ず振り返りと評価を行うようにします。まず、参加者には簡単な感想やアンケートを書いてもらい、「学びになったこと」「印象に残った点」「職場で活かせそうなこと」などを確認します。また、グループやチーム内でのミニ振り返りの場をつくり、実際に何を感じたかを共有することも効果的です。さらに、数日〜1週間後にフォローアップの場を設け、「学んだことをやってみてどうだったか」「職場にどんな変化があったか」を確認することで、研修内容の定着が高まります。最後に、研修の記録や改善点を報告書などにまとめておけば、次回以降の研修に活かすことができます。

介護の研修・グループワークの実例

介護事業所で実際に行われている研修やグループワークの実例をご紹介します。ユニークなものや実用的なものなど、事業所によって様々な方針の研修を取り入れています。自事業所の研修で活かせるアイデアがあれば活用してみてください。

未来創造ワークショップ(株式会社トライドマネジメント)

株式会社トライドケアマネジメントは、スタッフ全員で会社の目標が達成された状態を考える「未来創造ワークショップ」というユニークな研修を行っています。このワークショップはただの講義形式の研修ではなく、自分たちの職場にどのような役割が必要なのかみんなで考え、その役割ごとに担当者を決めて一年間実践するかなり本気度の高い内容です。

「役割を与えられる」のではなく、「自分でやると決める」からこそ、やりがいも大きく、“自分たちの手で会社をつくっていく”実感が持てる取り組みです。

未来創造ワークショップ(株式会社トライドマネジメント)

認知症対応グループワーク(虹の橋介護グループ)

虹の橋介護グループでは、認知症ケアに関する研修の一環として、介護の現場でよくある場面をもとにしたグループワークを行っています。参加する職員たちは「こんな時、どう対応する?」というテーマで自由に意見を出し合い、日頃の業務に役立つ対応力を高めています。

こうした実践的なワークショップを通じて、職員同士の情報共有も進み、いざという時に落ち着いて対応できるよう備えています。

認知症対応グループワーク(虹の橋介護グループ)

月例グループ研修(株式会社イージスコンサルティング)

株式会社イージスコンサルティングでは、特定事業所加算の取得を目指している介護事業所の皆さまを対象に、月に一度のグループ研修を行っています。ヘルパー職員を10人ほどの少人数グループに分け、サービス提供責任者が講師となって、研修を進めています。

研修では、実際の現場に即した事例をもとに意見交換を行い、実務に役立つ知識を深めています。こうした取り組みにより、職員の出席率も上がり、事業所と職員とのつながりがより強くなってきています。

月例グループ研修(株式会社イージスコンサルティング)

まとめ:面白い介護の研修やグループワークは職員間の連携を深めます

介護の研修やグループワークは、知識や技術の習得にとどまらず、現場の課題解決や職員間の連携強化にもつながる重要な取り組みです。今回ご紹介したような、ユニークで参加者の興味を引くテーマを取り入れることで、研修の効果を高めるとともに、働くことへの前向きな意欲にもつながります。今回ご紹介した内容を参考に、職員が「また参加したい」と思えるような研修を取り入れてみてください。

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