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介護の基礎知識

【2025年】サービス付き高齢者住宅(サ高住・有料老人ホーム)向け介護ソフト5選 比較やポイント紹介

介護の現場で、事務作業の効率をアップして、スタッフへの負担を軽減してくれる便利な介護ソフト。

事業所の新規立ち上げで高齢者住宅向け介護ソフトの導入を検討している事業所様や、Excelや紙での記録など、管理業務の負担から、導入を考えている事業所様もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、「高齢者住宅向け介護ソフトを導入したいけど、選び方がわからない」「どんな基準で比較すればいいの?」といったお悩みを抱えている事業所様に向けて、高齢者住宅向けソフトの選び方やポイントを分かりやすく解説し、特におすすめのソフト5選を比較・解説します。

高齢者住宅向け介護ソフトとは?

介護ソフトとは、事業所での業務効率化を目的に開発されたソフトウェアです。紙での書類管理を行う場合、手書きでの記入や、各書類間での転記が手間になっていましたが、介護ソフトを使用することで、移動中や空き時間にスマホやタブレットから介護記録を簡単に入力することができたり、各書類間でのデータ連携がされていることで、転記が不要になり、職員の負担を軽減し、作業効率を大幅に向上させるツールです。
介護ソフトの導入により、介護職の人材不足解消や、事務作業の負担軽減サービスの質の向上が期待できる、介護業務の効率化に欠かせない便利なツールです。

高齢者住宅(サ高住・有料老人ホーム)向けの介護ソフトは数自体多くなく、国内には100種類以上の介護ソフトが存在しますが、その中でサ高住向けのソフトは20種類程度です。

サービス付き高齢者向け住宅は、「介護保険請求」がないため、一見すると他のサービスに比べて請求業務が簡単に思われます。実際には、立替金の管理や敷金・礼金・一時金の処理、さらに軽減税率の適用を考慮する必要があり、多くの機能が求められます。

高齢者住宅向け介護ソフトの主な機能

以下は、高齢者住宅向け介護ソフトによく搭載されている機能です。

■利用者情報の登録・管理
氏名、要介護度、認定有効期間など、利用者の基本情報を登録・管理します。
■利用者用請求書の作成
介護サービスの利用記録や介護報酬のデータを基に、利用者ごとの月額請求金額を自動で計算します。
■計画書類作成・管理
居宅サービス計画書や週間計画書などを作成・管理します。
■介護記録の作成・管理
サービス提供記録を入力し、利用者ごとの記録を一元管理します。
■入居管理機能
居室の入居・空床状況、入居率、売上状況の分析などの機能が付いている高齢者住宅向けソフトもあります。部屋移動や空室確認がすぐに行えたり、経営上の分析・課題発見が簡単に行えます。
■立替金や一時金、敷金礼金管理ができる
介護ソフトを活用することで、立替金や一時金、敷金・礼金などの管理がスムーズに行えます。
例えば、事業所が「新聞代」を立替えた場合でも、翌月に発行する「請求書」にその項目や金額を自動で反映させることが可能です。
このように、日々の業務内容を介護ソフトに入力しておくことで、月初や月末の請求処理時に悩むことがなくなります。

高齢者住宅向け介護ソフトの選び方

介護ソフトを選択する流れは以下の順序が一般的です。

①インターネットで情報収集
②資料請求を行って比較
③無料体験を利用

①インターネットで情報収集

「高齢者住宅+ソフト」で検索し、各ソフトの特徴を確認しましょう。公式サイトや比較サイトには、導入事例や口コミなどが掲載されていることが多いです。

■検索を行う際の注意点
検索を行うと、検索結果にランキングサイトが出て来ることがあります。比較サイトのランキングを参考にすることで、介護ソフト会社から発信された情報だけでなく、客観的な視点の新たな情報収集に役立ちますが、中には介護ソフト会社と利害関係があり、ランキングサイトの順位や中身が偏った情報となっている場合もあるため注意が必要です。

偏った情報に惑わされず、正確な情報を得るためには、サイトの運営元を確認することが大切です。介護ソフト会社と関係のある会社ではないか、利害関係はなく、中立の立場であるか見極めることがポイントです。

運営元を判断するのは難易度が高い場合は、1つのランキングサイトだけを参考にするのではなく、いくつかのランキングサイトを比較し、情報が正しいかどうかを確認する方法も、ランキングサイトの信憑性を確認することができます。

②資料請求して比較

気になるソフトにいくつか目星を付けたら、資料を取り寄せ、費用や機能を整理して比較検討します。

主な比較のポイントは、料金やサポート対応、機能に着目すると、それぞれのソフトの違いが見えてくるかと思います。

③無料体験を利用

無料体験期間を設けている介護ソフトが多いため、無料体験に申し込みを行って、実際ソフトを使ってみることがおすすめです。操作画面が分かりやすいか、欲しい機能が備わっているかを確認するためにも、体験版やデモを活用するのがおすすめです。

高齢者住宅向け介護ソフトを選ぶ際のポイント

費用や特徴、中規模事業者様向け~大規模事業者様向け、機能など、介護ソフトによって様々な特徴があります。どの介護ソフトにすべきかお悩みの事業所様に向けて、選ぶ際のポイントをご紹介いたします。

①タブレット・スマートフォンへの対応

介護実績を手書きで管理する場合、利用者さんの居室から退室後、内容を覚えておいて記録票に後から記入するため、内容を忘れてしまったり、後から内容を整理するのに手間がかかってしまいます。
スマホ連携が行える介護ソフトを選ぶことで、移動中でも、介護実績の入力が可能となり、効率的に介護記録業務が行えます。

②費用

高齢者住宅介護向け介護ソフトの利用料は1,000円~30,000円ほどと、金額に幅があります。また、初期費用がかかる場合もあります。欲しい機能に対してオーバースペックな介護ソフトを導入してコストが高くなってしまった…なんてことのないように、費用と欲しい機能を照らし合わせて、コストパフォーマンスの良い介護ソフトを選ぶようにしましょう。

③各事業所・目的に合った介護ソフト

経営分析に強いソフト・介護記録に強いソフトなど、高齢者住宅介護向け介護ソフトによって特徴が異なります。導入目的に合わせた介護ソフトを選ぶようにしましょう。また、パソコン作業に不安があるため、サポートが充実している介護ソフトを選ぶ・使用したい補助金に対応しているソフトを選ぶなど、事業所に合った介護ソフトを選ぶことも大切です。また、事業所で高齢者住宅介護以外のサービスを行っている場合、その他医療や介護、障害に対応しているのかなど、事業所の提供するサービスに合った機能があるのかを確認する必要があります。

④大規模事業者様向け・中規模事業者様向け

複数の施設・事業を運営する、大規模事業所向け機能を搭載したタイプか、対応する種類や事業所施設間連携に制限があるものの、その分シンプルで使いやすく、安価なソフトが多い中規模事業者向けか、事業所の規模に合わせた介護ソフトを選びましょう

⑤機能

費用が安い分、機能に制限のある介護ソフトもあります。新LIFEや・ケアプランデータ連携など、欲しい機能が付いているか確認するようにしましょう

また、以下の機能の付いた多機能ソフトもあります。
・勤怠管理
・シフト作成
・経営管理
・会計処理

多機能型ソフトは費用が高めの場合もあるため、優先順位を明確にすることが重要です。

⑥外部機器・システムとの連携

介護ソフトによっては、見守りシステムやナースコール、服薬管理システムと連携することも可能です。
現状使用している外部機能があれば、それらと連携可能な介護ソフトを選択すると、更なる業務効率化に繋がります。

⑦口コミ・評判

比較サイトやSNSで、実際に導入した事業所の声を参考にするのがおすすめです。特に「使いやすさ」や「解決できた課題」など、具体的な評価に注目しましょう。

⑧サポート体制

導入後の運用をスムーズにするため、サポート内容も比較しましょう。例えば以下のようなサポートがあると安心です。

・開業支援やデータ移行支援
・導入時の訪問サポート
・メール・電話での運用サポート

特に、日々のメールや電話でのサポートは、操作方法が分からなかったり、困った際にすぐに相談できる点で重要です。
サポートの繋がりやすさや、親切に回答してくれるかなどを無料体験期間に確認するようにしましょう。

主な高齢者住宅対応介護ソフト5社

おすすめの介護ソフトを5社、ピックアップしてご紹介いたします。条件に応じて事業所に合ったソフトを選んでみてください。

トリケアトプス(岡谷システム株式会社)

  • 料金:月額1,100円 ※居宅介護支援・居宅サービス等と合わせて使用すると無料 軽減税率機能 月額2,000円、介護記録機能 月額3,000円

トリケアトプスは介護記録・利用者請求機能を備えたクラウドソフトです。
介護記録では入浴や食事など、日々の介護記録を入力すると実績(請求)へ連動し、自動で日誌などを作成します。低価格のため、中規模事業者様や、立ち上げたばかりの事業所様にも人気の介護ソフトです。

利用者請求機能については、利用者選択方式で指定月から実績データを一括コピーできるので、毎月の事務作業が楽々こなせます。また、軽減税率計算やインボイス制度にも対応しています。

注意点として、入居管理機能が付いていないため、居室の入居・空床状況、入居率、売上状況の分析による経営上の課題発見まで行いたい事業所様には物足りなさを感じてしまうかもしれません。
ですが、とにかく費用を抑えたい事業所様や、経営分析機能までは不要な事業所様には非常におすすめの介護ソフトです。

居宅介護支援及び居宅サービス等と合わせて使用すると、それらのサービスの使用料のみで利用が可能となり、高齢者住宅向けのサービス利用料は無料となります。

トリケアトプス(岡谷システム株式会社)

カナミック(株式会社カナミックネットワーク)

  • 料金:要問い合わせ

日々の介護記録から経営管理まで行える介護ソフトで、事業所の管理がしやすい・介護記録がしやすい・情報共有しやすい点が特徴です。
施設入居前の問合せや見学等の情報を記録・検索し、見込み客管理ができる営業支援ツール機能を搭載しています。
さらに入居後には請求業務機能のほか、バイタル等業務日誌作成、ヒヤリハット・事故報告等の記録機能として利用可能です。

カナミック(株式会社カナミックネットワーク)

ほのぼのNEXT(NDソフトウェア株式会社)

  • 料金:要問い合わせ

小規模事業所から大規模事業所まで対応する介護ソフトです。
日別/月別で利用料の管理ができます。
登録作業は、文字検索による絞り込みや一括登録により事務作業の効率がアップします。空き部屋・在室入居者の状況が一目で確認可能です。
見守り支援システムを活用することで、事業所や家族がいつでも利用者を見守ることができます。

ほのぼのNEXT(NDソフトウェア株式会社)

カイポケ(株式会社エス・エム・エス)

  • 料金:月額15,000円※サ高住

カイポケは、サービス付き高齢者向け住宅向けの機能として、入居希望者の問い合わせ状況、内覧状況、フォローアップ状況などを一元管理できます。
また、ライセンスフリーで利用できるため、外出先でも簡単に確認することが可能です。

カイポケ(株式会社エス・エム・エス)

まもる君クラウド(株式会社インタートラスト)

  • 料金:月額9,800円

クラウドサービスのため、スマートフォンやタブレットを使って外出先からでも利用できます。

入居管理・介護記録・利用者請求機能を備えています。
「入居管理」機能では、全ての居室の入居・空床状況、入居率、売上状況を一目で把握できます。重要項目のデータがリアルタイムで確認できるため、スピーディに経営上の課題を発見できます。

まもる君クラウド(株式会社インタートラスト)

高齢者住宅向け介護ソフトならトリケアトプスがおすすめ

トリケアトプスは介護・看護・障がいに対応した総合型クラウドソフトです。 高齢者住宅以外のサービスについても一元管理できるため、複数サービスをお持ちの事業所様におすすめです。トリケアトプスが選ばれてきたポイントは以下の4つです。

01 業界最安値
高齢者住宅は月額1,100円。その他サービスでは従量課金制を採用しており、最低220円/人~使用可能で、従量課金制の介護ソフトの中でも業界最安値です。上限価格もあるため、事業所の規模が大きくなって、思ったより負担が大きくなってしまった…なんてこともなく安心です。
オプションによる追加費用も無しで、全ての機能を標準装備で使用可能です。
02 パソコンが苦手な人でも使いやすい画面
ケアマネジャーやヘルパーさん、どんな人でも使いやすいよう、直感的にどこに何があるか、分かりやすい操作画面を設計しました。
iOS/Androidのスマホアプリも対応しており、スマホからでも簡単に実績入力が行えます。
イメージキャラクターのトリケアちゃんが見守ってくれる、女性に人気の可愛い操作画面です♪
03 ご利用いただいている事業者様の92%が「サポートに満足」と回答
介護ソフトの使い方で分からないことがあれば、お電話頂ければ、専任のオペレーターが丁寧に対応致します。
開発元が運営も行っているため、わからないことは丁寧にしっかりとご説明することができます。
電話もつながりやすく、困っている時にすぐ頼っていただけます。
04 お客様のお声から機能を開発
お客様から多くの声を寄せられた「こんな機能がほしい!」という機能を、他社では対応できないスピードでの実装を実現。ほぼ標準機能としてアップデートしているため、追加費用はいただきません。開発元がサポートも行っているため、ダイレクトに機能を反映することができます。

トリケアトプスは、最大3ヶ月間の無料体験を実施しています。 この機会にトリケアトプスをぜひお試しください。

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