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介護の基礎知識

ケアマネソフト・居宅介護支援向け介護ソフト13選を徹底比較!【2025年】

  • 公開日:2024年12月13日
  • 更新日:2025年07月23日

ケアマネージャーの業務は、アセスメントからケアプラン作成、モニタリング、給付管理、そして関係機関との連携まで多岐にわたります。業務の煩雑さや事務作業の負担を軽減するうえで、ケアマネジメント業務に特化した介護ソフトは今や欠かせない存在となっています。

しかし、ひと口に「ケアマネソフト」と言っても、その機能や操作性、サポート体制、価格帯はさまざま。自事業所に合ったソフトを選ぶには、各製品の特徴をしっかり比較することが重要です。

本記事では、居宅介護支援事業所向けにおすすめのケアマネソフトを13個を厳選し比較しました。導入を検討している方はもちろん、すでに使っているソフトの見直しをしたい方にも役立つ内容となっています。ぜひ参考にしてください。

居宅介護支援(ケアマネ)向け介護ソフトとは?

居宅介護支援向けの介護ソフトは、事業所の業務を効率化するために開発された便利なツールです。ケアマネジャーの業務では、毎月の給付管理や、アセスメント・ケアプラン・モニタリングなどの膨大な書類作成に多くの手間がかかります。さらに、モニタリングや担当者会議、施設訪問などで外出が多く、移動中や空き時間を有効活用したくても、なかなか実現できていない事業所も多いのではないでしょうか。

介護ソフトを導入することで、書類作成を効率化したり、スマホやタブレットからスキマ時間に業務を行うことができるようになります。また、複雑な国保連請求業務についても強化にサポートしてくれます。入力ミス防止や入力エラーの解決、転記が不要になるために転記ミスを防ぐなど、介護ソフトは、介護職の人材不足解消や、事務作業の負担軽減サービスの質の向上が期待できる、ケアマネ業務の効率化に欠かせない便利なツールです。

ケアマネによく選ばれる介護ソフト4社の比較

介護ソフトは様々なメーカーが提供していますが、ソフトによって特徴は様々です。以下ではケアマネによく選ばれている4社の介護ソフトを比較しています。比較表を参考に、「料金」「サポート対応」「機能」の点から比較するようにしましょう。

料金

介護ソフトによっては初期費用がかかる場合があります。また課金方式も従量制・月額制があり、価格帯も幅があります。

サポート対応

クラウド型は自動バージョンアップやバックアップに対応している場合が多いです。乗り換えの際に注意したいのが、基本情報のデータ移行の項目です。乗り換えの際に、利用者情報などの情報を新たに手打ちするには手間がかかりすぎるため、できれば無償でデータ移行まで行ってくれるソフトを選ぶと、スムーズに乗り換えが行えます。

機能

介護ソフトによって提供している機能と提供していない機能、提供しているが別途オプション料金がかかる機能など様々です。まずは自事業所の課題を解決するために必要な機能を洗い出し、それらを備えた介護ソフトを選択するようにしましょう。

現状ケアプランデータ連携やLIFEは義務化されていませんが、後々義務化になった際に再度介護ソフトを乗り換えるのは手間になるため、今のうちにそれらの機能を持った介護ソフトを選択しましょう。また、介護記録や書類作成において、人によっては音声入力を使用する機会も多いと思いますので、その点も現場スタッフの要望を考慮しましょう。

主な居宅介護支援(ケアマネ)ソフト13社

業務の効率化や記録の正確性が求められる中で、介護ソフトはケアマネにとって欠かせない存在となっています。とはいえ、現在では多くのソフトが提供されており、「どれを選べばよいのか分からない」と悩む方も少なくありません。ここでは、機能性・使いやすさ・サポート体制などの面で注目されているケアマネ向け介護ソフト主要13社をピックアップし、料金や無料体験期間などの項目からそれぞれの特徴をわかりやすくご紹介します。

トリケアトプス(岡谷システム株式会社)

料金 無料体験 サービス提供方法
月額220円~(従量課金制・220円/人サービスの場合→上限5,500円) 最大3ヶ月間 クラウド
  • 料金:月額220円~(従量課金制・220円/人サービスの場合→上限5,500円)

トリケアトプスは介護現場の負担を軽減し、効率化を行うための居宅介護支援向け介護ソフトです。

各書類間が連携しているため、サービス利用票・サービス提供票を作成すると、ワンクリックで給付管理票が作成。内容を転記する手間がなく、国保連請求への伝送も楽々行えます。クラウド型のソフトのため、パソコンと同じ操作がスマホやタブレットでも可能。支援経過記録はiOS/Android対応のアプリがあるため、より使いやすく、立ち上げもスムーズに行えます。文例登録や音声入力、書類間連携など書類作成を効率化する機能が搭載されています。

最低220円と、居宅介護支援ソフトの中でも最安値。安心の上限価格ありで、利用者様人数がどんなに増えても月額5,500円以上上がりません。低価格のため、中規模事業者様や、立ち上げたばかりの事業所様にも人気の介護ソフトです。

LIFEやケアプランデータ連携、他社からのデータ移行など、低価格のソフトながら便利な機能が充実しています。

トリケアトプス(岡谷システム株式会社)

カナミック(株式会社カナミックネットワーク)

料金 無料体験 サービス提供方法
要問い合わせ あり クラウド
  • 料金:要問い合わせ

カナミックは、記録から請求業務までの書類のやり取りをペーパーレス化できるクラウド型介護ソフトです。

タブレット対応の記録システムを活用し、統計や経営分析のためのデータ集計も可能です。
クラウド型サービスのため、いつでもどこでも記録や確認を簡単に行えます。

さらに、利用者ごとのスケジュール管理や実績に基づく国保連請求データ・利用者請求データの作成にも対応しています。

カナミック(株式会社カナミックネットワーク)

介舟ファミリー(株式会社日本コンピュータコンサルタント)

料金 無料体験 サービス提供方法
8,800円(標準パック) あり クラウド

シンプルで分かりやすい画面と操作性が特徴で、パソコンが苦手な方でも簡単に使えるソフトです。

介舟ファミリーは、現在利用中の介護ソフトからのデータ移行に対応しており、スムーズな切り替えが可能な介護ソフトです。初期の操作説明や初回の請求業務も丁寧なサポートがあるため、安心して使い始められます。

介舟ファミリー(株式会社日本コンピュータコンサルタント)

ケアマネくん(株式会社日本ケアコミュニケーションズ)

料金 無料体験 サービス提供方法
月額7,700円~ あり クラウド型

ケアマネくんは居宅介護支援に対応した介護ソフトで、比較的低価格な点も魅力です。アセスメントや2表を簡単に作成できるため、ケアマネ業務を効率よく実施することができます。

モニタリング、介護支援経過などをその場で入力できるため、メモが不要になり、効率よく業務を進めることができます。

ケアマネくん(株式会社日本ケアコミュニケーションズ)

ほのぼのNEXT(NDソフトウェア株式会社)

料金 無料体験 サービス提供方法
要問い合わせ 要問い合わせ インストール・クラウド

ほのぼのNEXTは介護保険、障がい福祉、財務や給与など、機能が充実しており、小規模事業所から大規模事業所まで対応する介護ソフトです。

確実かつスムーズな請求業務を実現し、業務効率の向上をサポートします。月遅れ処理や返戻対応、月途中の保険者変更なども簡単に行えます。

ほのぼのNEXT(NDソフトウェア株式会社)

ナーシングネットプラスワン(プラスワンソリューションズ株式会社)

料金 無料体験 サービス提供方法
月額8,800円~ 要問い合わせ クラウド

ナーシングネットプラスワンは、リーズナブルな価格と機能が充実している点が魅力の介護ソフトです。

シンプルな操作で国保連への請求までスムーズに行えます。
利用者情報の登録、サービス利用票の作成、給付管理、介護給付費請求書の作成をはじめ、計画書やモニタリング表の作成など、幅広い業務をこれ一つで対応可能です。

ナーシングネットプラスワン(プラスワンソリューションズ株式会社)

ワイズマン(株式会社ワイズマン)

料金 無料体験 サービス提供方法
要問い合わせ 要問い合わせ クラウド

ワイズマンは請求業務や事務作業を効率化するワンパッケージのサポートシステムです。予定作成や稼働状況の確認をスムーズに行うことができます。

ワイズマン(株式会社ワイズマン)

CARE KARTE(株式会社ケアコネクトジャパン)

料金 無料体験 サービス提供方法
要問い合わせ あり インストール型

CARE KARTEは“介護現場を知っているシステム会社”という創業以来培ってきたノウハウを活かし、AIを活用した音声記録ツールなど最新技術でお客様の「時間を生み出す」お手伝いをする介護ソフトです。看護・介護・障害福祉サービスで行われる「記録・プラン・請求」までの運営を全面的にサポートします。

CARE KARTE(株式会社ケアコネクトジャパン)

福祉の森(株式会社日立システムズ)

料金 無料体験 サービス提供方法
要問い合わせ 要問い合わせ クラウド型

福祉の森は介護・福祉スタッフの事務処理など生産性向上を支援するシステムです。日立システムズの持つ介護・障がい者支援事業者向けの関連サービスと連携することで入居者のケアとサービス向上により一層力を注ぐことができます。

福祉の森(株式会社日立システムズ)

けあ蔵(アルティウスリンク株式会社)

料金 無料体験 サービス提供方法
1,100円 要問い合わせ クラウド型

「けあ蔵」は専用サーバーを経由して請求データを国保連合会に請求する伝送代行サービスです。国保連伝送サービスで時間を削減したい・うっかりミスで返戻が多い・事業所のコストを見直したいなどのお悩みを解決します。

記録管理や書類作成機能はなく、伝送機能のみのため、費用が安い点が特徴です。伝送機能のみで良いという事業所様にはおすすめのソフトです。

けあ蔵(アルティウスリンク株式会社)

HOPE LifeMark-WINCARE(富士通株式会社)

料金 無料体験 サービス提供方法
要問い合わせ 要問い合わせ インストール・クラウド型

HOPE LifeMark-WINCAREは、「様々な課題を解決し、介護の現場にイノベーションを」をコンセプトにお客様に最適なソリューションをお届けします。日々の事務作業である計画書作成や利用者スケジュール調整を効率化し、時間の有効活用を図ります。

HOPE LifeMark-WINCARE(富士通株式会社)

Flowers NEXT(株式会社コンダクト)

料金 無料体験 サービス提供方法
要問い合わせ 要問い合わせ インストール・クラウド型

直感的に使える画面や簡単入力、安定の法改正対応、手厚く安心のサポート体制が特徴の介護ソフトです。LIFEやケアプランデータ連携にも対応しています。

Flowers NEXT(株式会社コンダクト)

Blue Ocean Note(株式会社ブルーオーシャン)

料金 無料体験 サービス提供方法
要問い合わせ 要問い合わせ 要問い合わせ

Blue Ocean Noteは高齢者介護・障がい者支援事業所・保育事業所に対応した介護ソフトです。ご利用者様の基本情報の管理、フェイスシート、アセスメント、ケアプラン/支援計画の作成、スケジュールの管理、集計や分析、各種帳票作成、モニタリングなどに対応しております。

Blue Ocean Note(株式会社ブルーオーシャン)

居宅介護支援(ケアマネ)ソフトの主な機能

ここではケアマネの日々の業務をスムーズに進めるために役立つ、介護ソフトに搭載されている主な機能についてご紹介します。

■利用者情報の登録・管理
氏名、性別、生年月日、要介護度、認定有効期間など、利用者の基本情報を登録・管理します。
■事業所情報管理
サービス種類や事業者名、事業者番号など、他事業所の情報を登録・管理します。
■介護保険の請求
サービス利用票・サービス提供票を作成することで、内容を転記することなく簡単に給付管理票を作成できます。国保連へのデータ伝送まで可能です。
■書類作成・管理
ケアプランやモニタリング表、アセスメントシートなどを作成・管理します。文例登録や音声入力、書類間連携など、書類作成を効率化する機能も搭載しています。
■ケアプランデータ連携
ケアプランデータ連携とは、居宅介護支援事業所と居宅サービス事業所間でケアプランをデジタル形式で共有する方法です。ケアプランデータ連携に対応した介護ソフトを使用することで、ケアプランをデータ化したり、送られて来たデータを取り込むことが可能です。

居宅介護支援(ケアマネ)向けソフトの種類

居宅介護支援ソフトには機能の範囲や事業所規模、ソフトの利用方法によっていくつかの種類があります。それぞれの特徴を理解して、自事業所に最適なソフトを選ぶようにしましょう。

請求業務のみ可能なソフトと多機能型ソフト

居宅介護支援ソフトは請求業務のみが可能なソフトと、書類作成~請求まで一気通貫で行えるソフトがあります。ソフトの導入目的に合わせてどこまでの機能が必要か確認し、導入目的に合ったソフトを選ぶようにしましょう。

事業所の規模別

居宅介護支援ソフトは大規模事業所向けソフト小中規模事業所向けソフトがあります。

大規模事業所向けソフトは同じ利用者が複数の施設・サービスを利用する場合にもおすすめです。また、施設間の連携・情報共有によるサービスの均質化が行えるソフトもあります。中小規模事業者向けソフトは業務に必要な国保連請求や書類作成など、基本的な機能が揃っています。大規模事業所向けと比較して、対応する種類や事業施設間連携に制限があるものの、その分シンプルで使いやすく、安価なソフトが多いのも特徴です。

<代表的な大規模事業所向け居宅介護支援ソフト>

  • ほのぼのNEXT
  • ワイズマンシステムSP
  • カイポケ
  • まもる君クラウド
  • KANAMIC
  • CARE KARTE

<代表的な中小規模事業所向け居宅介護支援ソフト>

  • トリケアトプス
  • ケア樹
  • ナーシングネットプラスワン
  • 介舟ファミリー
  • Care-wing
  • キャンビルネオ
  • かんたん介護ソフト
  • ワイズマンセカンドライン
  • 楽すけ

インストール型・クラウド型

居宅介護支援ソフトは「インストール型」と「クラウド型」の2種類があります。インストール型はソフトを事業所のパソコンに直接入れて使う方法です。インターネットがなくても使えますが、データはそのパソコンにしか入っていないため、他の場所からは確認できません。更新や修理は自分たちで対応する必要があり、専門の業者に頼むこともあります。

クラウド型は、インターネットを使ってソフトを利用する方法です。どこにいても、インターネットがあれば使用でき、スマホやタブレットで外出先からでも確認できます。ソフトの更新や修理はすべて提供元が行ってくれるので、事業所側で難しい設定をする必要はありません。「どこからでもアクセス可能」「初期費用を抑えられる」「常に最新機能が利用できる」「データの安全性が高い」などの理由から、近年クラウド型が主流になってきています。

居宅介護支援(ケアマネ)ソフトを導入するメリット

①給付管理票を簡単に作成

各書類間が連携しているため、サービス利用票・サービス提供票を作成することで給付管理票もワンクリックで作成可能。内容を転記する手間がなく、国保連請求への伝送も楽々行えます。ケアプランデータ連携機能を活用することで、サービス提供票・サービス利用票作成も更に素早く行えます。

②スマホ・タブレット連携されているので外出先でも操作可能

外出が多く、忙しいケアマネさんは移動中や空き時間にタブレットからささっと操作を進められたら便利ですよね。スマホやタブレット対応の介護ソフトを導入することで、パソコンと同じ操作がスマホやタブレットでも可能。ケアプラン作成やアセスメント作成、支援経過記録など、外出先からもパソコンと同様の操作が行えます

③書類作成が効率化

ケアマネの業務は、計画書やアセスメント、モニタリングなど作成すべき書類が膨大。介護ソフトでは書類間が連携しているため、情報の転記することなく、別の書類の内容を取り込めます。また、文例登録や音声入力、入力の手間を省く選択形式など、書類作成を効率化する機能も搭載しています。

④国保連請求作業の効率化・ミス防止

各書類間が連携しているため、サービス利用票・サービス提供票を作成すると、ワンクリックで給付管理票が作成。内容を転記する手間がなく、国保連請求への伝送も楽々行えます。ケアプランデータ連携機能を活用することで、サービス提供票・サービス利用票作成も更に素早く行えます。

これまで手書きで行っていたために避けられなかった請求ミスも、ソフトを導入することで事前に防ぐことが可能です。例えば、期限切れの確認や、介護度の変更に伴う修正漏れなど、入力ミスがあった場合はソフトが自動で指摘してくれるため、国保連からの返戻といったトラブルの発生を減らすことができます。

⑤過去のデータをすぐに探すことができる

介護ソフトなら過去のデータを、ソフト内ですぐに検索することができます。大量の書類の保管場所に困っているという声を事業所様からよく耳にしますが、介護ソフトを導入することで、データをソフト内に保存することができ、記録用紙の保管場所が不要になると共に、ペーパーレス化に繋がります。

また、介護ソフトを導入することで実地指導の際にもソフト上で検索をかけることで、必要なデータをすぐに取り出すことができます。実地指導の際のデータの印刷は必須ではないため、実地指導員に介護ソフト上からデータの確認をしてもらうことも可能です。

⑥常に介護保険制度の変更に対応でき、法令遵守がしやすくなる

介護ソフトはクラウド型とインストール型がありますが、クラウド型を選ぶことで自動アップデートにより常に最新機能が利用可能です。介護保険制度の変更や新しい機能の追加、書類の様式変更があっても、事業所側が手動で更新作業を行う必要がありません。これにより、運用負担が軽減されるだけでなく、法令遵守をしやすくなります。

居宅介護支援(ケアマネ)ソフトを選ぶ手順

介護ソフトは、記録や請求、ケアプラン作成など事業所運営に欠かせない重要なツールです。しかし、種類やメーカーが多く、それぞれ機能や特徴も異なるため、「どれを選べばいいかわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。

ここでは、数ある介護ソフトの中から、自事業所の規模や業務内容、現場職員の使いやすさに合ったソフトを選ぶために押さえておきたい選び方の流れを解説します。導入後に「思っていたより使いにくかった」「現場に合わなかった」と後悔しないためにも、ぜひ参考にしてください。

介護ソフトを選ぶ際の流れは以下の通りです。

①事業所の課題を洗い出す
②インターネットで情報収集
③資料請求を行って比較
④無料体験を利用

①事業所の課題を洗い出す

介護ソフトを選ぶ際に、まず最初に行うべきことは自事業所の課題を明確にすることです。ただ何となく「便利そうだから」「周りが導入しているから」という理由だけで選んでしまうと、実際に導入した後に「思ったより業務が楽にならない」「現場で使いにくい」という問題が起きやすくなります。

例えば、記録業務に時間がかかっているのか、請求業務でミスや返戻が多いのか、情報共有に課題があるのか、事業所ごとに解決したいポイントは異なります。まずは、現場の職員や管理者から意見を集めましょう。

この課題の洗い出しをしておくことで、「どの機能が必要なのか」「どのソフトが自事業所に合っているのか」を選ぶ基準が明確になります。逆にこのステップを飛ばしてしまうと、機能が多いだけで使いこなせないソフトを選んでしまったり、現場のニーズと合わず導入が進まない原因になってしまいます。最初にじっくりと事業所の課題と向き合い、解決すべきポイントを明確にすることが、介護ソフト選びを成功させる第一歩です。

②インターネットで情報収集

事業所の課題を洗い出したら、次に行うべきことはインターネットでの情報収集です。「介護ソフト」や「ケアマネ+ソフト」「居宅介護支援+ソフト」で検索し、各ソフトの特徴を確認しましょう。現在、介護ソフトは多くのメーカーから販売されており、公式サイトや比較サイトを活用すれば、機能や価格、導入実績などの基本情報を簡単に調べることができます。

まずは、自事業所で解決したい課題に合ったソフトがどのメーカーから提供されているかを確認しましょう。例えば、「スマホやタブレットで簡単に入力できるか」「請求ソフトと一体型か」「ケアプラン作成機能があるか」など、自分たちの優先ポイントに注目して比較していくことが大切です。

また、メーカー公式サイトには、導入事例や利用者の声が掲載されていることが多く、実際に同じ規模やサービス形態の事業所がどのように活用しているかを知る良い参考になります。口コミサイトや介護業界のニュースサイトもチェックすると、現場目線のリアルな評価や、最新のソフト事情を知ることができます。ただし、インターネット上の情報だけで判断するのではなく、最終的には資料請求やデモ体験を通じて、実際の操作感やサポート体制まで確認することが重要です。情報収集の段階では、「気になるソフトを複数ピックアップしておく」ことを意識しましょう。

■ランキングサイトを参考にする際の注意点

介護ソフトについて検索を行うと、検索結果にランキングサイトが出てくる場合があります。比較サイトのランキングを参考にすることで、介護ソフト会社から発信された情報だけでなく、客観的な視点の新たな情報収集に役立ちます。ですが、中には介護ソフト会社と利害関係があり、ランキングサイトの順位や中身が偏った情報となっている場合もあるため注意が必要です。

偏った情報に惑わされず、正確な情報を得るためには、サイトの運営元を確認することが大切です。介護ソフト会社と関係のある会社ではないか、利害関係はなく、中立の立場であるか見極めることがポイントです。

運営元を判断するのは難易度が高い場合は、1つのランキングサイトだけを参考にするのではなく、いくつかのランキングサイトを比較し、情報が正しいかどうかを確認する方法で、ランキングサイトの信憑性を確認することができます。

③資料請求を行って比較

インターネットで気になる介護ソフトをピックアップしたら、次に行うべきは各メーカーに資料請求をして比較します。公式サイトには基本情報や機能概要が掲載されていますが、実際には載っていない細かい仕様やオプション、サポート内容、料金体系の詳細などは、資料を取り寄せないとわからないことが多くあります。

資料請求をすると、パンフレットや料金表、導入事例集、操作画面イメージなどが届き、より具体的にソフトの特徴や使用感をイメージできます。また、メーカーによっては資料請求後に電話やメールで連絡があり、事業所の規模や業態に合わせた活用方法や補助金情報などを教えてくれる場合もあります。

この段階で複数メーカーの資料を比較することで、

  • 自事業所に必要な機能が備わっているか
  • 操作画面が現場で使いやすいか
  • サポート体制は十分か
  • 費用感は予算内か

などを具体的に検討できます。ただし、資料を眺めるだけでなく、現場の職員や管理者と一緒に内容を確認し、「このソフトなら現場が楽になりそうか」「請求業務まで一元管理できるか」といった視点で比較することが大切です。資料請求は少し手間に感じるかもしれませんが、導入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、選定の重要なステップといえます。

④無料体験を利用

資料請求で候補を絞り込んだら、次に行いたいのが無料体験(デモ体験)の利用です。多くの介護ソフトメーカーでは、導入前に操作感を試せるよう、無料体験版やデモ環境を用意しています。パンフレットや説明だけでは、「現場で本当に使いやすいか」「操作が複雑すぎないか」といった部分はなかなか分かりません。特に介護ソフトは、日々の記録や請求業務で毎日使うものなので、現場職員が直感的に操作できるかどうかが導入成功の鍵になります。

無料体験では、

  • スマホやタブレットでの入力操作
  • 記録から請求までの一連の流れ
  • 画面の見やすさや項目配置
  • 通信速度や反応のスムーズさ

など、実際の使用環境に近い形で確認することが重要です。また、職員全員が一度は触ってみて、操作性や印象を共有することで、導入後の混乱を防ぐことができます。さらに、無料体験時にサポート担当者へ操作方法や不安点を質問してみましょう。回答の丁寧さや対応スピードは、実際に導入した後のサポート品質を見極める大きな判断材料になります。このように、無料体験を活用して現場目線で試すことで、「机上では良さそうだけど現場では使いにくい」という失敗を防ぎ、自事業所に最適なソフトを選ぶことができます。

居宅介護支援(ケアマネ)ソフトを選ぶ際のポイント

費用や特徴、中規模事業者様向け~大規模事業者様向け、機能など、介護ソフトによって様々な特徴があります。どの介護ソフトにすべきかお悩みの事業所様に向けて、選ぶ際のポイントをご紹介いたします。

①タブレット・スマートフォンへの対応

外出が多く、まとまった時間が取りずらいケアマネさんは外出先や移動時間、スキマ時間に業務を進められるタブレット・スマホ対応のソフトの選択がおすすめです。

判断するポイント

スマホやタブレット連携が行える介護ソフトかどうかを判断するポイントは以下の通りです。

 「クラウド型」の介護ソフトか
クラウド型はインターネットからソフトを使用する方法で、インターネット環境さえあればスマホやタブレットからでも使用できます。インストール型はソフトをパソコンに直接入れて使う方法のため、インストール済みのデバイスからしか使用することができません。スマホやタブレットからもソフトを使用したい場合は、「クラウド型」を選ぶようにしましょう。

✅ 専用アプリが用意されているか
訪問介護業務で使う頻度が高い介護支援経過記録はブラウザ上だけでなく、専用アプリが用意されていると、すぐに立ち上げができ、見やすい画面で入力ができます。

②費用

居宅介護支援向け介護ソフトの利用料は5,000円~30,000円ほどと、金額に幅があります。また、初期費用がかかる場合もあります。欲しい機能に対してオーバースペックな介護ソフトを導入してコストが高くなってしまった…なんてことのないように、費用と欲しい機能を照らし合わせて、コストパフォーマンスの良い介護ソフトを選ぶようにしましょう。

③各事業所・目的に合った介護ソフト

介護請求に強いソフト・書類作成に強いソフトなど、介護ソフトによって特徴が異なります。導入目的に合わせた介護ソフトを選ぶようにしましょう。また、パソコン作業に不安があるため、サポートが充実している介護ソフトを選ぶ・使用したい補助金に対応しているソフトを選ぶなど、事業所に合った介護ソフトを選ぶことも大切です。また、事業所で居宅介護支援以外のサービスを行っている場合、その他医療や介護、障害に対応しているのかなど、事業所の提供するサービスに合った機能があるのかを確認する必要があります。

④大規模事業者様向け・中規模事業者様向け

複数の施設・事業を運営する、大規模事業所向け機能を搭載したタイプか、対応する種類や事業所施設間連携に制限があるものの、その分シンプルで使いやすく、安価なソフトが多い中規模事業者向けか、事業所の規模に合わせた介護ソフトを選びましょう

⑤機能

費用が安い分、機能に制限のある介護ソフトもあります。新LIFEや・ケアプランデータ連携など、欲しい機能が付いているか確認するようにしましょう

また、以下の機能の付いた多機能ソフトもあります。

  • 勤怠管理
  • シフト作成
  • 経営管理
  • 会計処理

多機能型ソフトは費用が高めの場合もあるため、優先順位を明確にすることが重要です。

⑥口コミ・評判

比較サイトやSNSで、実際に導入した事業所の声を参考にするのがおすすめです。特に「使いやすさ」や「解決できた課題」など、具体的な評価に注目しましょう。

⑦サポート体制

導入後の運用をスムーズにするため、サポート内容も比較しましょう。例えば以下のようなサポートがあると安心です。

  • 開業支援やデータ移行支援
  • 導入時の訪問サポート
  • メール・電話での運用サポート

特に、日々のメールや電話でのサポートは、操作方法が分からなかったり、困った際にすぐに相談できる点で重要です。
サポートの繋がりやすさや、親切に回答してくれるかなどを無料体験期間に確認するようにしましょう。

居宅介護支援(ケアマネ)向け介護ソフトならトリケアトプスがおすすめ

介護ソフトのトリケアトプスは、介護現場の負担を軽減し、効率化を行うための居宅介護支援向け介護ソフトです。 トリケアトプスが選ばれてきたポイントは以下の4つです。

01 お得な料金体系
トリケアトプスは従量課金制を採用しており、ご請求は使った分のみ。
従量課金制の介護ソフトの中では業界最安値です。
最低220円/人~使用できるので、事業所立ち上げの際や、中小規模の事業所様にぴったり。
上限価格もあるため安心です。
オプションによる追加費用も無しで、全ての機能を標準装備で使用可能です。
02 パソコンが苦手な人でも使いやすい画面
ケアマネジャーやヘルパーさん、どんな人でも使いやすいよう、直感的にどこに何があるか、分かりやすい操作画面を設計しました。
iOS/Androidのスマホアプリも対応しており、スマホからでも簡単に実績入力が行えます。
イメージキャラクターのトリケアちゃんが見守ってくれる、女性に人気の可愛い操作画面です♪
03 ご利用いただいている事業者様の92%が「サポートに満足」と回答
介護ソフトの使い方で分からないことがあれば、お電話頂ければ、専任のオペレーターが丁寧に対応致します。
開発元が運営も行っているため、わからないことは丁寧にしっかりとご説明することができます。
電話もつながりやすく、困っている時にすぐ頼っていただけます。
04 お客様のお声から機能を開発
お客様から多くの声を寄せられた「こんな機能がほしい!」という機能を、他社では対応できないスピードでの実装を実現。ほぼ標準機能としてアップデートしているため、追加費用はいただきません。開発元がサポートも行っているため、ダイレクトに機能を反映することができます。

トリケアトプスは、国保連請求からサポート利用まで、全ての機能を制限無しで使用できる最大3ヶ月間の無料体験を実施しています。 この機会にトリケアトプスをぜひお試しください。

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