無料体験お申込み 資料請求・お問い合わせ

介護の基礎知識

デイサービスの連絡帳でそのまま使える例文まとめ | 季節の挨拶や会話の様子など

  • 公開日:2025年05月12日
  • 更新日:2025年05月12日

デイサービスの連絡帳は、ご利用者のご家族と施設スタッフとのコミュニケーションツールです。ご利用者の1日の様子や体調、レクリエーションの参加状況、食事の内容などを記録することで、ご家族に安心感を与えるとともに、継続的なケアにも役立ちます。

この記事では、デイサービスの連絡帳の基本的な書き方や注意点、季節の挨拶の例やそのまま使える文例集を豊富にご紹介します。

デイサービスの連絡帳の目的とは?

デイサービスの連絡帳は利用者のご家族とコミュニケーションを取る以外にも様々な目的があります。

利用者のご家族との情報共有

連絡帳は、利用者のご家族に対して、日中の様子や健康状態、食事内容、レクリエーションへの参加状況などを分かりやすく伝える手段です。ご家族は、施設での過ごし方や体調の変化を把握できるため、安心してサービスを利用できます。また、家庭での様子を施設に伝える場としても機能し、双方向のコミュニケーションが可能になります。

職員間での情報共有

シフト勤務が多いデイサービスでは、複数の職員が交代でケアを担当します。連絡帳に記録された内容は、職員間のスムーズな情報共有・引き継ぎに役立ちます。前日の利用状況や特記事項を把握することで、個々の利用者に適切な対応ができ、継続的かつ質の高いケアの提供につながります。

ケアマネージャーがケアプランを作成する際に活用する場合もある

連絡帳は、ケアマネージャーが利用者の生活状況や体調の変化を把握し、ケアプランの見直しや作成に役立てる重要な資料となります。日々の記録をもとに、どのような支援が必要かを的確に判断し、より適切なサービス提供へとつなげることができます。

利用者のご家族が連絡帳に求めている内容

利用者のご家族が連絡帳に求めている内容は以下の通りです。

健康状態の変化

体調の変化やバイタルサインの記録、服薬の状況など、健康に関する情報はご家族にとって非常に重要です。普段と違う様子や、気になる点があれば細かく記載することで、早期に対応できる安心感を与えられます。

デイサービスでの過ごし方

どのような活動に参加したか、食事の様子、他の利用者との関わりなど、1日の流れが分かる内容もご家族が関心を寄せるポイントです。具体的な記録があることで、利用者の様子が目に浮かび、家庭での会話のきっかけにもなります。

その他特記事項

転倒やけが、持ち物の忘れ物、送迎時の様子など、日常の中で特に注意が必要だったことや変わったことも、連絡帳に記載しておくと、利用者様の帰宅後の生活でも役立ちます。

 

利用者のご家族に「しっかり見てくれている」という安心感を感じていただくためにも、こうしたポイントを押さえた丁寧な記録を心掛けましょう。

連絡帳を書く際の注意点

ネガティブな表現は避ける

ご家族に不安を与えないよう、できるだけ前向きな表現を心がけましょう。たとえば、「全く参加しなかった」ではなく、「今日は見学をされていました」など、配慮ある言い回しにすることで、柔らかい印象になります。「怒っていた」「拒否が多かった」などの表現は、「少し気分が優れないご様子でした」「ご自身のペースで過ごされました」などに言い換えましょう。

専門用語は使わない

医療・介護の専門用語は、ご家族には伝わりにくい場合があります。誰が読んでも分かるように、平易な言葉で丁寧に説明することが重要です。たとえば「ADL」ではなく「日常生活の動き」と言い換えるなど、わかりやすさを意識しましょう。

個人情報に配慮する

連絡帳には、利用者ご本人以外の個人情報を記載しないよう十分注意が必要です。他の利用者の名前や体調、行動などはたとえ良い内容であっても記載を避けましょう。

たとえば、「○○さんと一緒に折り紙をしました」といった表現ではなく、「他の利用者の方と楽しそうに折り紙をされていました」といった表現にすることで、プライバシーへの配慮ができます。

また、ご本人に関する内容でも、デリケートな情報(排泄や病状など)を記載する際は、ご家族に伝える必要があるかどうかを判断し、表現に十分注意しましょう。必要であれば、口頭での連絡や別紙での報告に切り替えるなどの対応も検討します。

デイサービスの連絡帳の基本的な書き方

①挨拶から始める
書き出しには、簡単な季節の挨拶やお礼の言葉を入れると丁寧な印象になります。
②その日の様子を具体的に記載
例えば以下の情報は特に自宅での生活や家族の会話、体調把握にも直結するため、ご家族に伝えておくと良い内容です。

・入浴の様子
・食事
・排泄
・機能訓練
・レクリエーション
・送迎
・薬の内服
・口腔ケア
・認知症の様子
・スタッフや他の利用者との会話
・体調不良・緊急時の対応・トラブルetc…
③ご家族への問いかけも効果的
「ご自宅ではいかがでしたか?」「お変わりありませんか?」といった問いかけは、双方向のコミュニケーションにつながります。

デイサービスの連絡帳に使える文例集

「季節の挨拶・書き出し」の文例

春の挨拶

  • 桜のつぼみがほころび始め、春の訪れを感じる季節となりました。
  • 桜の花が咲き始め、春の訪れを感じる今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
  • 暖かな春風が心地よい季節、いかがお過ごしでしょうか。
  • 春風が心地よく、暖かな日差しが感じられる季節となりました。
  • 暖かな春の陽気が感じられる季節となり、日々の生活にも少しずつ彩りが加わってきました。

夏の挨拶

  • 梅雨も明け、夏の蒸し暑さが続いている今日この頃。元気にお過ごしでしょうか。
  • 連日暑い日が続いておりますが、体調にお変わりはございませんか?
  • 暑さが本格的になり、夏の訪れを感じる季節となりました。いよいよ夏本番、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

秋の挨拶

  • 朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたが、日中は過ごしやすい陽気の今日この頃。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
  • 涼しい風が心地よい季節となり、秋の訪れを感じる季節となりました。

冬の挨拶

  • 寒さが一段と増してまいりましたが、皆さま元気にお過ごしでしょうか。
  • 冷たい風が吹き、冬の寒さが身に染みる季節となりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
  • 今日はデイサービスでも雪がちらつき、皆様窓の外を眺めながら『きれいね』と話されていました。

「入浴の様子」についての文例

  • 本日も気持ちよくご入浴されました。入浴後はさっぱりされたご様子で、穏やかな笑顔が見られました。
  • 今日は入浴をとても楽しみにされており、職員の声かけにもスムーズに応じてくださいました。湯上がり後もリラックスされていました。
  • 入浴をあまり乗り気ではないご様子でしたが、お話をしながらゆっくりご案内し、無事にご入浴いただきました。入浴後はさっぱりされたご様子でした。
  • 本日は入浴の日でしたが、体調が少し優れなかったため、無理をせず清拭対応とさせていただきました。
  • 入浴中は『気持ちいいね』と何度も笑顔を見せてくださり、ゆったりとした時間を過ごされました。
  • 入浴時に背中にうっすらと赤みが見られたため、看護師が処置を行っております。現在は落ち着いており、今後も様子を見ながら対応してまいります。
  • 洗髪時に少し不安そうな表情をされていましたが、声をかけながらゆっくり進めることで安心されたようです。
  • 本日も入浴され、入浴後は『さっぱりした』と喜ばれておりました。水分補給もあわせて行っております。

 

入浴に関する記載では、利用者の体調や入浴時の様子を家族に伝えるよう意識しましょう。

「食事」についての文例

  • 昼食は完食され、特に煮魚を美味しそうに召し上がっていました。
  • 食事中に少しむせ込まれる場面がありましたが、側で見守りながらペースを調整することで、その後は落ち着いてゆっくりと召し上がられました。
  • 本日のメニューには苦手な食材が含まれていたようで一部残されましたが、好物のデザートを召し上がる際には笑顔も見られ、特にご心配な様子はございませんでした。

 

食事に関する報告では、利用者様の食欲や嚥下の状態などを具体的に記録することが大切です。
特に、普段と異なる食べ方や様子が見られた場合は、体調の変化を示している可能性もあるため、丁寧に記録・報告するよう心がけましょう。

「排泄」についての文例

  • 本日も排泄は安定しており、特に変わった様子は見られませんでした。
  • ここ数日排便がみられず便秘気味のようです。水分補給を促しつつ、今後も注意して観察してまいります。
  • 本日、軽い尿失禁が1回見られましたが、すぐに気づきお着替えと清拭を行いました。ご本人も落ち着いて対応されておりました。

 

排泄に関する記録は、利用者様の健康状態を伝えるうえで大切な情報のひとつです。
デリケートな内容ではありますが、ご家族が体調の変化を把握しやすくなるよう、伝わりやすく配慮した表現を心がけることが大切です。

「機能訓練」についての文例

  • 本日は下肢の筋力維持を目的に、椅子に座ったままでの足踏み運動を行いました。ご本人も意欲的に取り組まれていました。
  • 手指の体操を中心に実施し、リズムに合わせてしっかりと動かされていました。表情も明るく、楽しんで取り組んでおられました。
  • 今日は少しお疲れのご様子でしたので、無理のない範囲で軽めのストレッチ中心の機能訓練を行いました。終始穏やかに過ごされました。
  • 体調に配慮しつつ、椅子を使った上半身の運動を中心に行いました。ご本人から『ちょうどよかった』とのお声もありました。
  • 本日はレクリエーションの一環として、楽しみながら体を動かす活動を行いました。自然と笑顔が見られ、良い運動になったようです。

 

機能訓練について記録する際は、利用者様の運動内容や進捗状況、その日の体調を具体的に伝えることが重要です。ご家族が直接訓練の様子を確認できなくても、利用者様の健康状態をしっかりと把握できるように記録することが理想的です。

「レクリエーションの様子」についての文例

  • 折り紙の制作に集中され、綺麗な桜を完成させました。
  • 体操にも積極的に参加され、皆さんと笑顔で体を動かされていました。
  • 本日は風船バレーを行いました。周囲の方と声を掛け合いながら、笑顔で楽しまれていました。
  • 午後は塗り絵を楽しまれ、集中して丁寧に取り組まれていました。完成後は職員に見せてくださり、満足そうな表情でした。
  • 今日は音楽レクリエーションを行い、懐かしい歌を一緒に口ずさむ場面もありました。終始リラックスされたご様子でした。
  • 今日は屋外でお散歩を兼ねた活動を行いました。穏やかな天気の中、気分転換にもなったようで、帰所後も表情が和らいでいました。

 

レクリエーションに関する記録では、利用者様がどのような雰囲気で楽しんでいたかを記載することが大切です。ご家族が利用者様の過ごし方を具体的にイメージできることで、施設への安心感がさらに高まるでしょう。

「送迎の様子」についての文例

行きの様子

  • 本日の送迎は、予定通りスムーズに行われました。ご利用者様もリラックスされた様子で、特にお疲れの様子は見られませんでした。
  • お迎え時、ご利用者様が少し行きたくないご様子でしたが、穏やかにお声掛けし、少し時間をかけて施設へのお出かけを受け入れていただきました。車中はリラックスして過ごされ、無事に施設に到着されました。
  • お迎え時にデイサービスに行くことに抵抗感を示されましたが、無理なくお声掛けをして納得いただけました。車内では穏やかに過ごされ、到着後も特に問題なく施設に入られました。

帰りの様子

  • 帰る際は『また来るね』と笑顔でご挨拶されました。
  • ややお疲れの様子もありましたが、最後まで穏やかに過ごされました。
  • 帰宅時、施設を出る際に少し名残惜しそうにされていましたが、車内ではゆったりとした表情で過ごされました。ご自宅に到着後も、元気にお戻りいただけました。

「薬の内服」についての例文

  • 予定通りお薬を服用されました。服薬後、特に副作用の兆候は見られず、穏やかに過ごされました。
  • 本日もお薬を忘れることなく内服されました。服薬後も特に不調はなく、普段通りの様子でお過ごしいただけました。
  • お薬を内服後、少し眠気を感じておられる様子でしたので1時間ほどお休みになられました。
  • 本日、ご利用者様はお薬をきちんと内服されましたが、少し口渇を感じられたようです。その後、水分補給を行い、問題なく過ごされています。

 

薬の内服に関しては、利用者様の体調や副作用、服薬の進捗についてもしっかり記録することが重要です。

「口腔ケア」についての例文

  • 本日も口腔ケアを行い、特に問題はありませんでした。ケア中はリラックスされ、口腔内もきれいに保たれていました。
  • 本日の口腔ケアは、歯ブラシを行いました。ご利用者様は口腔ケア中も穏やかな表情で、特に不快感を訴えることなく終了しました。
  • 口腔ケアでは特に嫌がることなく、穏やかにお口の中を清潔に保っていただきました。口腔内の状態も良好です。
  • 口腔ケアを行った際、歯茎が少し敏感な様子でした。今後も優しくブラシを当て、状態を見守っていきます。

 

口腔ケアについて記載する際は、口腔内の状態や実施したケアの内容を具体的に記録することが重要です。家族にとっては直接確認できない部分ですので、詳細に記載することで、より安心していただけるでしょう。

「認知症」についての例文

  • 本日は何度も同じ質問をされることがありましたが、穏やかに説明を繰り返すと落ち着かれました。
  • 午前中、帰宅したいとおっしゃる場面がありました。スタッフが優しく説明し、落ち着いていただきましたが、しばらく不安を感じられていた様子でした。
  • 認知症の影響で、少し感情の起伏が激しくなった時間帯がありました。特に午後、突然不安そうにされ、施設を出たいと言われましたが、スタッフが穏やかに対応し、安心させることで落ち着かれました。夕方には落ち着いて過ごされました。
  • 会話中に同じ内容を何度も繰り返されることがありました。特に昼食後、最近の出来事やご家族のことを何度も尋ねられました。何度か説明すると落ち着き、午後の活動に参加されました。

 

認知症の様子を記録する際は、認知症による具体的な行動と、それに対する対応を詳細に記載することが重要です。認知症の症状は日々異なるため、少しでも気になる変化や様子があれば、詳しく伝えることが望ましいです。

「スタッフや他の利用者との会話の様子」についての例文

  • 他の利用者様とお話しされる際、昨日の出来事について繰り返しお話しになり、楽しそうに会話を続けておられました。途中で笑い声が聞こえ、和やかな雰囲気が広がっていました。
  • 他の利用者様とお昼を共にした際、会話が弾み、共通の趣味について話をされていました。お互いに笑顔を見せ合いながら、和やかに過ごされていた様子です。
  • 今日は他の利用者様との会話中に、以前の旅行について話題が上がり、思い出を語られていました。少し言葉に詰まる場面もありましたが、他の利用者様が優しく話を続けてくださり、会話が自然に進みました。
  • ご利用者様は、他の利用者様とのお茶の時間中、食事のことや最近観たテレビ番組についてお話しされ、共感を得ながら楽しんでいらっしゃいました。
  • 他の利用者様との会話では、ご自身の子供時代について語られ、懐かしそうにお話される姿が見られました。
  • 本日は少しお疲れの様子で、会話が少なめでしたが、スタッフが優しく声をかけると、微笑みながら穏やかに応じてくださいました。

 

スタッフや他の利用者との会話を通じて、利用者の気分や心の安定が伺えます。利用者がリラックスして心地よく過ごしている様子を具体的に伝えることで、家族に安心感を与えることができます。

「体調不良」「緊急時の対応」「トラブル」があった場合の例文

体調不良に関する例文

  • 本日は少し体調が優れない様子で、食欲が低下しておりました。午前中は安静に過ごされ、午後には少し元気を取り戻されました。
  • 今日は少しお疲れの様子で、午後の活動には参加されませんでした。軽い頭痛を訴えられたため、休養をとっていただき、しばらくお休みになりました。
  • 本日、体調不良により軽い吐き気がありましたが、しばらく休んでいただいた後、症状は落ち着きました。水分補給をしっかり行い、無理せず過ごしていただいています。明日も引き続き体調に注意してまいります。

緊急時の対応に関する例文

  • レクリエーション終わりに急にめまいを訴えられ、すぐに休息を取っていただきました。しばらく安静にしていただくと症状は収まりました。
  • 午後に胸の違和感を訴えられました。医師の診察の結果、異常は見られず、軽い胃炎の可能性があるとのことでした。現在は安定しておりますが、ご自宅でもご注意いただくようお願いします。
  • 本日、午後の活動前にご利用者様が「少し頭が重い」と訴えられたため、すぐに血圧を測定したところ、上が165、下が95とやや高めの数値が見られました。椅子に座って安静にしていただき、10分後に再測定したところ、上が150、下が90まで下がったため、そのまま様子を見守りました。ご本人はその後も体調に大きな変化はなく、穏やかに過ごされました。明日も体調の変更には注意するようにいたします。

トラブルに関する例文

  • 本日、他の利用者様との会話中に誤解が生じ、軽い口論がありました。すぐにスタッフが間に入り、双方の気持ちを落ち着けるようにサポートしました。現在は穏やかな状態で、軽い会話もされている様子でした。
  • ご利用者様が他の方の上着を「自分のもの」と思い込まれる場面がありました。職員が説明すると納得され、その後は特に混乱もありませんでした。
  • 昼食中、ご利用者様が「自分の分が配られていない」と不安になられる場面がありました。実際には配膳済みだったのですが、他の方のお皿と混同されていたようです。スタッフがご説明し、落ち着いて食事をされました。
  • 本日は、午前中のレクリエーション活動に対して気乗りしないご様子が見られ、「今日はやりたくない」とのことでしたので、見学されました。午後には表情も穏やかになり、他の利用者様とお話しもされていました。

 

 

トラブルが発生した際は、その状況や施設側の対応を具体的かつ丁寧に伝えることが重要です。トラブル自体は避けがたいこともありますが、発生後に迅速かつ誠実な対応を行うことで、ご家族との信頼関係を維持・強化することができます。

ご家族からの返事に対するコメント例

ご家族からの感謝の言葉への返答

ご家族のコメント例:「いつも丁寧に見ていただきありがとうございます」


返答例

  • こちらこそ、温かいお言葉をいただきありがとうございます。今後も安心してご利用いただけるよう努めてまいります。
  • 嬉しいお言葉をありがとうございます。○○様が毎回笑顔で過ごされている姿に、職員一同元気をもらっています。

体調や様子に関する質問への返答

ご家族のコメント例:「最近、少し食欲が落ちているように感じますが、いかがでしょうか?」


返答例

  • 本日は昼食をほぼ完食され、デザートも美味しそうに召し上がっていました。今後も注意して様子を見てまいります。
  • ここ数日は安定して召し上がっておりますが、引き続き食事の様子をしっかり観察し、ご報告させていただきます。

家庭での様子の共有に対する返答

ご家族のコメント例:「最近、家ではよく昼寝をするようになりました。」


返答例

  • ご自宅でのご様子のご共有ありがとうございます。デイでも午後はゆっくりと過ごされる時間が増えております。必要に応じて活動量の調整も検討いたします。
  • ご家庭での様子、参考になります。デイサービスでもお疲れが見える日には無理のないよう配慮してまいります。

持ち物についての連絡への返答

ご家族のコメント例:「○○を持たせるのを忘れてしまいました。申し訳ありません。」


返答例

  • ご連絡ありがとうございます。本日は施設の備品で対応させていただきましたのでご安心ください。
  • 大丈夫です。お気になさらないでくださいね。次回のご準備のご参考になれば幸いです。

連絡帳は不要?廃止するデイサービスがある理由

連絡帳の必要性については近年見直されつつあり、「連絡帳は不要では?」という声があがることもあります。
その背景には、記入にかかる時間や手間の負担、また家族とスタッフの双方が十分に内容を確認できていないといった課題が存在します。このような理由から、連絡帳の廃止を検討する施設も出てきています。

また、中にはご利用者様やご家族から「連絡帳は不要」と伝えられるケースもあります。しかし、現時点で代わりとなる連絡手段がない場合、完全に廃止するのは難しいというのが現状です。

こうした課題を解決し、双方が効率よく情報を共有するためには、デジタル化の導入など、よりスムーズに確認・記録できる仕組みづくりが有効です。

連絡帳をデジタル化するメリット・デメリット

連絡帳は記入に時間や手間がかかるため、負担を感じている施設も少なくありません。こうした背景から、近年では紙の連絡帳に代わり、デジタルでの運用を取り入れる施設も増えてきています。

具体的には、連絡帳をアプリ化し、iPadなどのタブレット端末やパソコンを用いて記録・管理を行う方法です。

デジタル連絡帳のメリット

  • 入力作業が効率化され、記録にかかる時間を短縮できる
  • 手書きによる読みづらさが解消される
  • スタッフやご家族との情報共有がスムーズになる
  • ペーパーレス化により、紙資源の削減につながる

デメリット

  • パソコンやタブレットの操作に不慣れな場合、使用に戸惑うことがある
  • 情報漏えいなどのリスクに備えたセキュリティ対策が求められる
  • システム導入にあたり、初期費用や運用コストが発生する

 

今後の業務効率化や家族との連携強化のためには、こうしたデジタル化の活用も一つの選択肢といえるでしょう。

まとめ:連絡帳を通じて信頼関係の構築を行いましょう

連絡帳は単なる記録ではなく、ご家族との信頼関係を築く大切な手段です。温かみのある言葉で丁寧に伝えることで、ご家族の安心や満足度の向上にもつながります。また、ご家族からの返信にも丁寧に目を通し、気づきや変化があれば職員間で共有しましょう。こうした積み重ねが、より良いサービス提供につながります。

連絡帳の効率化には介護ソフトのトリケアトプスがおすすめ

介護ソフトのトリケアトプスでは、日々の介護記録(出欠/バイタル/入浴/食事/加算/レク/送迎/特記事項 等)を入力すると連絡帳を作成することができます。

実績(請求)や日誌とも情報が連携しており、簡単に作成できるため転記の手間が不要になります。バイタルチェック一覧、ケース記録一覧、食事チェック一覧、口腔・機能訓練・送迎一覧、バイタルグラフについても自動で作成が行えます。
iPad専用アプリでも介護記録が入力できるため、わざわざパソコンを立ち上げなくても、その場やスキマ時間で介護記録の入力が可能です。

トリケアトプスでは介護記録を入力することで、画像のようにシンプルな連絡帳がワンクリックで出力が可能です。バイタルや食事、排泄や送迎、レクリエーションなど、利用者のご家族に伝達したい情報を端的に伝えられます。詳しい生活の様子や特に伝えておきたい内容は特記事項に自由記述することが可能です。

連絡帳でよく使う文例は文例登録しておくことでいつでも呼び出すことができます。その他にも音声入力機能など、入力を効率化する機能を搭載しています。

介護ソフトのトリケアトプスは最大3ヶ月の無料体験を実施しております。この機会にソフトの使い心地をぜひお試しください。

介護の基礎知識一覧へ