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介護の基礎知識

介護請求(レセプト)ソフトのおすすめ11選 | 国保連伝送ソフトとの違いとは?

  • 公開日:2022年12月01日
  • 更新日:2025年07月24日

介護事業所にとって、毎月のレセプト(介護給付費請求)業務は避けて通れない大切な仕事です。しかし、「国保連伝送ソフトを使っているけど、使いづらい」「毎月の請求業務で残業が発生している」といった声も多く、業務効率化の観点から介護請求ソフトの導入を検討する事業所が増えています。

この記事では、国保連伝送ソフトと介護請求ソフトの違いを解説したうえで、おすすめの介護請求ソフト11選をご紹介します。「もっとスムーズに請求業務を進めたい」「ソフトを見直したいけど、何を基準に選べばいいかわからない」そんな方は、ぜひ最後までご覧ください。

介護請求ソフトとは?

介護請求ソフトとは、利用者の基本情報やサービス提供実績を入力することで、介護報酬の請求金額を自動で計算し、国民健康保険団体連合会(国保連)に提出する給付費請求書や明細書を作成できるソフトです。また、利用者に対する自己負担額の請求書も発行できます。
介護請求ソフトの導入による業務の効率化により、介護職の人材不足解消や、事務作業の負担軽減介護サービスの質の向上が期待できます。

介護請求ソフトの主な機能

以下は、介護請求ソフトによく搭載されている機能です。介護請求ソフトは、介護請求のみ行えるシンプルなもの以外にも、記録やケアプラン作成など、業務負担を軽減する様々な機能が付いたソフトがあります。

■介護保険の請求
給付費請求書や明細書を発行し、国保連へインターネット請求にてデータ伝送を行います。
■利用者用請求書の作成
介護サービスの利用記録や介護報酬のデータを基に、利用者ごとの月額請求金額を自動で計算し、金融機関へ提出する利用料の口座振替データを作成します。
■利用者情報の登録・管理
氏名、性別、生年月日、要介護度、認定有効期間など、利用者の基本情報を登録・管理します。
■計画書類作成・管理
居宅サービス計画書やサービス提供計画書、週間計画書などを作成・管理します。計画書類の履歴管理が行え、過去の計画書をコピーして流用できたり、文例登録・呼び出し機能・書類間連携機能で作成時間を削減できる介護請求ソフトもあります。
■介護記録の作成・管理
実サービス提供記録を入力し、利用者ごとの記録を一元管理します。
■事業所情報管理
サービス種類や事業者名、事業者番号など、他事業所の情報を登録・管理します。

国保連伝送ソフトと民間の介護請求ソフトの違い

出典:国保中央会介護伝送ソフト 簡易入力ソフト Ver.10 マニュアル

ソフトの乗り換えや導入を検討されている方の中には、「民間の介護請求ソフト」と「国保連伝送ソフト」のどちらを選ぶべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。国保連伝送ソフトは、国保中央会(国民健康保険中央会)が提供する簡易入力システムおよび伝送通信ソフトの総称です。このソフトは、国保連への請求情報を作成し、伝送する目的で利用されます。

ここからは、「機能・サービスの違い」「料金の違い」の2つの観点から民間の「介護請求ソフト」と「国保連伝送ソフト」の違いを解説します。

機能・サービスの違い

国保連伝送ソフトは、国保連への請求書作成と送信に特化したソフトで、それ以外の機能はついていません。このため、主に請求業務のみをシンプルに行いたい事業所向けです。

一方、民間の介護請求ソフトは、事業所全体の請求業務を支えることを目的として作られており、国保連への請求書作成・伝送の機能に加えて、利用者管理や利用者への請求書発行、さらには入金管理など、多様な機能を備えています。

機能 民間の介護請求ソフト 国保連伝送ソフト
計画書作成 ×
記録作成 ×
国保連への請求書作成
利用者様への請求書作成 ×
国保連への伝送
タブレット対応 ×
利用者情報・事務所情報管理 △(簡易対応)

料金の違い

国保連伝送ソフトは、初期費用として以下の料金が必要です。更新は電子証明書の発行料・ソフト利用料共に3年ごとのため、3年ごとに73,200円を支払うことになります。

費用項目 料金
電子証明書発行料(介護保険請求の場合) 13,200円
ソフト利用料 60,000円
合計 73,200円

一方、民間の介護請求ソフトは、利用料金がソフトやサービス内容によって大きく異なります。支払い方式は月額制が多く、料金は月額数千円から数万円までさまざまで、初期費用が発生する場合もあります。

 

以上の通り、国保連伝送ソフトは、国保連への請求書作成と送信に特化したソフトであり、国保連への伝送のための最低限の機能のみが搭載されています。一方、民間の介護請求ソフトは事業所全体の業務の効率化を目的として作られています。
機能が充実している分、民間の介護請求ソフトの方がコストがかかりますが、現場の事務作業削減による人件費が削減できると考えると、むしろ導入した方が費用削減や効率化に繋がる可能性があります。最低限の機能があれば十分な場合は国保連伝送ソフト、業務全般を効率化したい場合は民間の介護請求ソフトを選ぶなど、目的に応じて導入するソフトを選択すると良いでしょう。

介護請求ソフトを導入するメリット

国保連請求作業の効率化・ミス防止

介護請求ソフトでは実績と記録が連動しているので、介護記録の操作画面で「実績反映」をクリックするだけで実績に1立てすることができ、国保連請求作業が大幅に効率化できます。予実管理や確認・修正作業、実績の転記や記録の突合が不要になります。

これまで手書きで行っていたために避けられなかった請求ミスも、ソフトを導入することで事前に防ぐことが可能です。例えば、期限切れの確認や、介護度の変更に伴う修正漏れなど、入力ミスがあった場合はソフトが自動で指摘してくれるため、国保連からの返戻といったトラブルの発生を減らすことができます。

常に介護保険制度の変更に対応でき、法令遵守がしやすくなる

介護請求ソフトはクラウド型とインストール型がありますが、クラウド型を選ぶことで自動アップデートにより常に最新機能が利用可能です。介護保険制度の変更や新しい機能の追加があっても、事業所側が手動で更新作業を行う必要がありません。これにより、運用負担が軽減されるだけでなく、法令遵守をしやすくなります。

バイタルやケア記録、連絡帳など日々の記録の効率化

介護サービス事業所日々の出欠やバイタル、入浴や食事、加算やレク、送迎など記録すべきものが多く、業務の負担になっている場合があります。

介護請求ソフトには介護請求機能だけでなく、介護記録機能が付いているものも多く、導入することで介護記録がスマホやタブレットでその場で入力が完了します。文例登録や音声入力、複数利用者の一括登録など、入力が楽になる便利な機能が搭載されていることも多いです。記録の入力で、自動で日誌や連絡帳、バイタルグラフなどを作成できます。また、実績にも連動している場合があり、転記不要・ワンクリックで1立てできて、転記ミスも防げます。

計画書作成など書類作成も楽々

例えば、計画書とモニタリング表など、各書類間は連携されており、複数の書類で同じ内容を繰り返し記載しなくても、同じ内容はワンクリックで自動入力が可能で、効率化につながります。

記録と同様文例登録や音声入力記録が付いている場合もあり、更に効率化することができます。

過去のデータをすぐに探すことができる

介護請求ソフトを利用することで、過去の記録データをすぐに検索することができます。大量の記録用紙の保管場所に困っているという声を事業所様からよく耳にしますが、介護請求ソフトを導入することで、記録データをソフト内に保存することができ、記録用紙の保管場所が不要になると共に、ペーパーレス化に繋がります。

また、介護請求ソフトを導入することで実地指導の際にもソフト上で検索をかけることで、必要なデータをすぐに取り出すことができます。実地指導の際のデータの印刷は必須ではないため、実地指導員にソフト上からデータの確認をしてもらうことも可能です。

現場でよく選ばれる介護請求ソフト4社の比較

介護請求ソフトは様々なメーカーが提供していますが、ソフトによって特徴は様々です。以下では現場でよく選ばれている4社の介護請求ソフトを比較しています。比較表を参考に、「料金」「サポート対応」「機能」の点から比較するようにしましょう。

料金

介護請求ソフトによっては初期費用がかかる場合があります。また課金方式も従量制・月額制があり、価格帯も幅があります。

サポート対応

クラウド型は自動バージョンアップやバックアップに対応している場合が多いです。乗り換えの際に注意したいのが、基本情報のデータ移行の項目です。乗り換えの際に、利用者情報などの情報を新たに手打ちするには手間がかかりすぎるため、できれば無償でデータ移行まで行ってくれるソフトを選ぶと、スムーズに乗り換えが行えます。

機能

介護請求ソフトにはレセプト機能以外にも介護記録やケアプラン作成機能など、様々な機能を搭載している場合があります。ソフトによって提供している機能と提供していない機能、提供しているが別途オプション料金がかかる機能など様々です。まずは自事業所の課題を解決するために必要な機能を洗い出し、それらを備えた介護請求ソフトを選択するようにしましょう。

主な介護請求ソフト11選

業務の効率化や記録の正確性が求められる中で、介護請求ソフトは介護の現場にとって欠かせない存在となっています。とはいえ、現在では多くのソフトが提供されており、「どれを選べばよいのか分からない」と悩む方も少なくありません。ここでは、機能性・使いやすさ・サポート体制などの面で注目されている介護請求ソフト主要11社をピックアップし、料金や無料体験期間などの項目からそれぞれの特徴をわかりやすくご紹介します。

トリケアトプス(岡谷システム株式会社)

料金 無料体験 サービス提供方法
月額220円~(従量課金制・220円/人サービスの場合→上限5,500円) 最大3ヶ月間 クラウド

トリケアトプスは介護現場の負担を軽減し、効率化を行うための介護請求ソフトです。

日々の介護記録はスマホやタブレットからでも入力可能。1度の入力で、自動で日誌や連絡帳、バイタルグラフなどを作成します。また、介護記録はサービス提供実績にも連動しており、1クリックで1立てが完了。介護給付費明細書や請求書の作成・伝送も楽々です。

書類間が連携されており、書類を跨いで内容を出力できるため、転記の手間が不要です。記録や書類作成は文例登録や音声入力機能で更に効率化が行えます。

費用は最低220円と業界最安値。安心の上限価格ありで、利用者様人数がどんなに増えても月額5,500円以上上がりません。低価格のため、小中規模事業者様や、立ち上げたばかりの事業所様にも人気の介護請求ソフトです。

トリケアトプス(岡谷システム株式会社)

カナミック(株式会社カナミックネットワーク)

料金 無料体験 サービス提供方法
要問い合わせ あり クラウド

カナミックは、記録から請求業務までの書類のやり取りをペーパーレス化できるクラウド型介護請求ソフトです。

タブレット対応の記録システムを活用し、統計や経営分析のためのデータ集計も可能です。
クラウド型サービスのため、いつでもどこでも記録や確認を簡単に行えます。

さらに、利用者ごとのスケジュール管理や実績に基づく国保連請求データ・利用者請求データの作成にも対応。
介護予防サービスの日割り計算もサポートしています。

カナミック(株式会社カナミックネットワーク)

介舟ファミリー(株式会社日本コンピュータコンサルタント)

料金 無料体験 サービス提供方法
16,500円~(標準パック) あり クラウド

シンプルで分かりやすい画面と操作性が特徴で、パソコンが苦手な方でも簡単に使える介護請求ソフトです。

介舟ファミリーは、現在利用中の介護請求ソフトからのデータ移行に対応しており、スムーズな切り替えが可能なソフトです。初期の操作説明や初回の請求業務も丁寧なサポートがあるため、安心して使い始められます。

介舟ファミリー(株式会社日本コンピュータコンサルタント)

ほのぼのNEXT(NDソフトウェア株式会社)

料金 無料体験 サービス提供方法
要問い合わせ 要問い合わせ インストール・クラウド

ほのぼのNEXTは介護保険、障がい福祉、財務や給与など、機能が充実しており、小規模事業所から大規模事業所まで対応する介護請求ソフトです。

確実かつスムーズな請求業務を実現し、業務効率の向上をサポートします。月遅れ処理や返戻対応、月途中の保険者変更なども簡単に行えます。さらに、実績登録やケアマネジャーへの確認、領収書の作成も可能です。

ほのぼのNEXT(NDソフトウェア株式会社)

ナーシングネットプラスワン(プラスワンソリューションズ株式会社)

料金 無料体験 サービス提供方法
月額8,800円~ 要問い合わせ クラウド

ナーシングネットプラスワンは、リーズナブルな価格と機能が充実している点が魅力の介護請求ソフトです。

シンプルな操作で国保連への請求までスムーズに行えます。
利用者情報の登録、サービス利用票の作成、給付管理、介護給付費請求書の作成をはじめ、計画書やモニタリング表の作成など、幅広い業務をこれ一つで対応可能です。

ナーシングネットプラスワン(プラスワンソリューションズ株式会社)

ワイズマン(株式会社ワイズマン)

料金 無料体験 サービス提供方法
要問い合わせ 要問い合わせ クラウド

ワイズマンは請求業務や事務作業を効率化するワンパッケージのサポートシステムです。

予定作成や稼働状況の確認、記録作業をスムーズに行うことができ、予定をそのまま実績に反映可能です。実績が予定と異なる場合のみ修正すれば記録が完了します。

ワイズマン(株式会社ワイズマン)

CARE KARTE(株式会社ケアコネクトジャパン)

料金 無料体験 サービス提供方法
要問い合わせ あり インストール型

CARE KARTEは“介護現場を知っているシステム会社”という創業以来培ってきたノウハウを活かし、AIを活用した音声記録ツールなど最新技術でお客様の「時間を生み出す」お手伝いをする介護請求ソフトです。
看護・介護・障害福祉サービスで行われる「記録・プラン・請求」までの運営を全面的にサポートします。

CARE KARTE(株式会社ケアコネクトジャパン)

福祉の森(株式会社日立システムズ)

料金 無料体験 サービス提供方法
要問い合わせ 要問い合わせ クラウド型

介護・福祉スタッフの事務処理など生産性向上を支援するシステムです。日立システムズの持つ介護・障がい者支援事業者向けの関連サービスと連携することで入居者のケアとサービス向上により一層力を注ぐことができます。

福祉の森(株式会社日立システムズ)

けあ蔵(アルティウスリンク株式会社)

料金 無料体験 サービス提供方法
1,100円 要問い合わせ クラウド型

「けあ蔵」は専用サーバーを経由して請求データを国保連合会に請求する伝送代行サービスです。国保連伝送サービスで時間を削減したい・うっかりミスで返戻が多い・事業所のコストを見直したいなどのお悩みを解決します。

記録管理や書類作成機能はなく、伝送機能のみのため、費用が安い点が特徴です。伝送機能のみで良いという事業所様にはおすすめの介護請求ソフトです。

けあ蔵(アルティウスリンク株式会社)

HOPE LifeMark-WINCARE(富士通株式会社)

料金 無料体験 サービス提供方法
要問い合わせ 要問い合わせ インストール・クラウド型

HOPE LifeMark-WINCAREは、「様々な課題を解決し、介護の現場にイノベーションを」をコンセプトにお客様に最適なソリューションをお届けします。

日々の事務作業である計画書作成や利用者スケジュール調整を効率化し、時間の有効活用を図ります。

HOPE LifeMark-WINCARE(富士通株式会社)

Flowers NEXT(株式会社コンダクト)

料金 無料体験 サービス提供方法
要問い合わせ 要問い合わせ インストール・クラウド型

直感的に使える画面や簡単入力、安定の法改正対応、手厚く安心のサポート体制が特徴の介護請求ソフトです。
LIFEやケアプランデータ連携にも対応しています。

Flowers NEXT(株式会社コンダクト)

介護請求ソフトを選ぶ際のポイント

費用や特徴、中規模事業者様向け~大規模事業者様向け、機能など、介護請求ソフトによって様々な特徴があります。どのソフトにすべきかお悩みの事業所様に向けて、選ぶ際のポイントをご紹介いたします。

①費用

介護請求ソフトの利用料は5,000円~30,000円ほどと、金額に幅があります。また、初期費用がかかる場合もあります。欲しい機能に対してオーバースペックな介護請求ソフトを導入してコストが高くなってしまった…なんてことのないように、費用と欲しい機能を照らし合わせて、コストパフォーマンスの良い介護請求ソフトを選ぶようにしましょう。

②各事業所・目的に合った介護請求ソフト

介護請求に強いソフト・介護記録に強いソフトなど、介護請求ソフトによって特徴が異なります。導入目的に合わせた介護請求ソフトを選ぶようにしましょう。また、パソコン作業に不安があるため、サポートが充実している介護請求ソフトを選ぶ・使用したい補助金に対応しているソフトを選ぶなど、事業所に合った介護請求ソフトを選ぶことも大切です。また、医療や障害に対応しているのかなど、事業所の提供するサービスに合った機能があるのかを確認する必要があります。

③機能

費用が安い分、機能に制限のある介護請求ソフトもあります。新LIFEや・ケアプランデータ連携など、欲しい機能が付いているか確認するようにしましょう。

また、以下の機能の付いた多機能ソフトもあります。
・勤怠管理
・シフト作成
・経営管理
・会計処理

多機能型ソフトは費用が高めの場合もあるため、業務に必要な機能の優先順位を明確にすることが重要です。

④外部機能との連携

請求機能が無い記録ソフトでも、介護請求ソフトと連携することで請求業務を行うことが可能になります。
現状使用している外部機能があれば、それらと連携可能な介護記録ソフトを選択することで、更なる業務効率化に繋がります。

記録ソフトには以下のようなものがあります。

・定期巡回・随時対応サービス業務支援システムの<スマケア>
・訪問介護記録アプリ<Colibri>
・デイサービス業務効率アプリ<ラクウェア>

その他、介護記録ソフトによっては、見守りシステムやナースコール、服薬管理システムと連携することも可能です。

⑤口コミ・評判

比較サイトやSNS、公式サイトの口コミページを確認して、実際に導入した事業所の声を参考にすることがおすすめです。こうしたレビューは、サービスページの情報だけでは分からない現場での使用感や具体的なメリット・デメリットを知る手がかりになります。特に、「使いやすさ」や「解決できた課題」などの具体的な評価に注目するとよいでしょう。

例えば、「操作が直感的で職員の習得がスムーズだった」「入力作業が効率化され、現場の負担が減った」「利用者とのコミュニケーション時間が増えた」などの実体験に基づくコメントは非常に参考になります。また、同業他社がどのようなシステムを選び、どのような理由で評価しているのかを把握することで、自社のニーズに合ったソフトを絞り込む際の指針になります。

⑥サポート体制

導入後の運用をスムーズにするため、サポート内容も比較しましょう。例えば以下のようなサポートがあると安心です。

・開業支援やデータ移行支援
・導入時の訪問サポート
・メール・電話での運用サポート

特に、日々のメールや電話でのサポートは、操作方法が分からなかったり、困った際にすぐに相談できる点で重要です。
サポートの繋がりやすさや、親切に回答してくれるかなどを無料体験期間に確認するようにしましょう。

⑦入力支援・補助機能の充実度

介護業務において、利用者の健康状態や介護状況を記録するケア記録の入力は、特に時間がかかる作業の一つです。アナログ記録の場合、転記作業が追加され、さらに負担が増えることになります。介護の事務作業を効率化するためには、入力作業の支援機能を活用することをおすすめします。

多くの介護支援ソフトは、ケア記録を入力すると日誌や申し送り、各種帳票に自動で反映される仕組みを採用しており、転記作業の手間を大幅に削減できます。介護請求ソフトを選ぶ際は、国保連請求機能だけでなく、介護記録機能の使いやすさにも注意すると良いでしょう。

⑦タブレット・スマートフォンへの対応

介護請求機能だけでなく、スマホやタブレットを使用して介護記録や、計画書作成を行いたい場合はタブレット・スマートフォンへの対応も確認しておくようにしましょう。タブレット・スマートフォンに対応しているか判断するポイントは以下の通りです。

✅ 「クラウド型」の介護請求ソフトか
介護請求ソフトには「クラウド型」と「インストール型」の2種類があるのはご存知でしょうか?クラウド型はインターネットからソフトを使用する方法で、インターネット環境さえあればスマホやタブレットからでも使用できます。インストール型はソフトをパソコンに直接入れて使う方法のため、インストール済みのデバイスからしか使用することができません。スマホやタブレットからもソフトを使用したい場合は、「クラウド型」を選ぶようにしましょう。

✅ 専用アプリが用意されているか
使用頻度が高い介護記録はブラウザ上だけでなく、専用アプリが用意されていると、すぐに立ち上げができ、見やすい画面で入力ができます。

介護請求ソフトの選び方

ここでは、数ある介護請求ソフトの中から、自事業所の規模や業務内容、現場職員の使いやすさに合ったソフトを選ぶために押さえておきたい選び方の流れを解説します。導入後に「思っていたより使いにくかった」「現場に合わなかった」と後悔しないためにも、ぜひ参考にしてください。

介護請求ソフトを選ぶ際の流れは以下の通りです。

①事業所の課題を洗い出す
②インターネットで情報収集
③資料請求を行って比較
④無料体験を利用

①事業所の課題を洗い出す

介護請求ソフトを選ぶ際に、まず最初に行うべきことは自事業所の課題を明確にすることです。ただ何となく「便利そうだから」「周りが導入しているから」という理由だけで選んでしまうと、実際に導入した後に「思ったより業務が楽にならない」「現場で使いにくい」という問題が起きやすくなります。

例えば、介護請求業務のみの改善でよければ、請求機能のみが付いた、シンプルな介護請求ソフトで良いですが、記録業務にも課題がある、スタッフ同士の情報共有をスムーズにしたい、請求だけでなく、記録からシームレスにデータを活用したいなど、事業所ごとに解決したい課題や要望は異なります。まずは、現場の職員や管理者から意見を集め、改善したい課題を整理しましょう。

この課題の洗い出しをしておくことで、「どの機能が必要なのか」「どのソフトが自事業所に合っているのか」を選ぶ基準が明確になります。逆にこのステップを飛ばしてしまうと、機能が多いだけで使いこなせないソフトを選んでしまったり、現場のニーズと合わず導入が進まない原因になってしまいます。最初にじっくりと事業所の課題と向き合い、解決すべきポイントを明確にすることが、ソフト選びを成功させる第一歩です。

②インターネットで情報収集

事業所の課題を洗い出したら、次に行うべきことはインターネットでの情報収集です。「介護請求ソフト」や「レセプトソフト」「サービス種別+介護請求ソフト」で検索し、各ソフトの特徴を確認しましょう。現在、介護請求ソフトは多くのメーカーから販売されており、公式サイトや比較サイトを活用すれば、機能や価格、導入実績などの基本情報を簡単に調べることができます。

まずは、自事業所で解決したい課題に合ったソフトがどのメーカーから提供されているかを確認しましょう。例えば、「スマホやタブレットで簡単に記録できるか」「記録から請求まで一気通貫型か」「ケアプラン作成機能があるか」など、自分たちの優先ポイントに注目して比較していくことが大切です。

また、メーカー公式サイトには、導入事例や利用者の声が掲載されていることが多く、実際に同じ規模やサービス形態の事業所がどのように活用しているかを知る良い参考になります。口コミサイトや介護業界のニュースサイトもチェックすると、現場目線のリアルな評価や、最新のソフト事情を知ることができます。ただし、インターネット上の情報だけで判断するのではなく、最終的には資料請求やデモ体験を通じて、実際の操作感やサポート体制まで確認することが重要です。情報収集の段階では、「気になるソフトを複数ピックアップしておく」ことを意識しましょう。

■ランキングサイトを参考にする際の注意点

介護請求ソフトについて検索を行うと、検索結果にランキングサイトが出てくる場合があります。比較サイトのランキングを参考にすることで、ソフト会社から発信された情報だけでなく、客観的な視点の新たな情報収集に役立ちます。ですが、中にはソフト会社と利害関係があり、ランキングサイトの順位や中身が偏った情報となっている場合もあるため注意が必要です。

偏った情報に惑わされず、正確な情報を得るためには、サイトの運営元を確認することが大切です。ソフト会社と関係のある会社ではないか、利害関係はなく、中立の立場であるか見極めることがポイントです。

運営元を判断するのは難易度が高い場合は、1つのランキングサイトだけを参考にするのではなく、いくつかのランキングサイトを比較し、情報が正しいかどうかを確認する方法で、ランキングサイトの信憑性を確認することができます。

③資料請求を行って比較

インターネットで気になる介護請求ソフトをピックアップしたら、次に行うべきは各メーカーに資料請求をして比較します。公式サイトには基本情報や機能概要が掲載されていますが、実際には載っていない細かい仕様やオプション、サポート内容、料金体系の詳細などは、資料を取り寄せないとわからないことが多くあります。

資料請求をすると、パンフレットや料金表、導入事例集、操作画面イメージなどが届き、より具体的にソフトの特徴や使用感をイメージできます。また、メーカーによっては資料請求後に電話やメールで連絡があり、事業所の規模や業態に合わせた活用方法や補助金情報などを教えてくれる場合もあります。

この段階で複数メーカーの資料を比較することで、

  • 自事業所に必要な機能が備わっているか
  • 操作画面が現場で使いやすいか
  • サポート体制は十分か
  • 費用感は予算内か

などを具体的に検討できます。ただし、資料を眺めるだけでなく、現場の職員や管理者と一緒に内容を確認し、「このソフトなら現場が楽になりそうか」「請求業務まで一元管理できるか」といった視点で比較することが大切です。資料請求は少し手間に感じるかもしれませんが、導入後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、選定の重要なステップといえます。

④無料体験を利用

資料請求で候補を絞り込んだら、次に行いたいのが無料体験(デモ体験)の利用です。多くの介護請求ソフトメーカーでは、導入前に操作感を試せるよう、無料体験版やデモ環境を用意しています。パンフレットや説明だけでは、「現場で本当に使いやすいか」「操作が複雑すぎないか」といった部分はなかなか分かりません。特に介護請求ソフトは、日々の記録や請求業務で毎日使うものなので、現場職員が直感的に操作できるかどうかが導入成功の鍵になります。

無料体験では、

  • スマホやタブレットでの入力操作
  • 記録から請求までの一連の流れ
  • 画面の見やすさや項目配置
  • 通信速度や反応のスムーズさ

など、実際の使用環境に近い形で確認することが重要です。また、職員全員が一度は触ってみて、操作性や印象を共有することで、導入後の混乱を防ぐことができます。さらに、無料体験時にサポート担当者へ操作方法や不安点を質問してみましょう。回答の丁寧さや対応スピードは、実際に導入した後のサポート品質を見極める大きな判断材料になります。このように、無料体験を活用して現場目線で試すことで、「机上では良さそうだけど現場では使いにくい」という失敗を防ぎ、自事業所に最適なソフトを選ぶことができます。

介護請求ソフトならトリケアトプスがおすすめ

介護請求ソフトのトリケアトプスは、介護現場の負担を軽減し、効率化を行うための介護請求ソフトです。 トリケアトプスが選ばれてきたポイントは以下の4つです。

01 お得な料金体系
トリケアトプスは従量課金制を採用しており、ご請求は使った分のみ。
従量課金制の介護請求ソフトの中では業界最安値です。
最低220円/人~使用できるので、事業所立ち上げの際や、中小規模の事業所様にぴったり。
上限価格もあるため安心です。
オプションによる追加費用も無しで、全ての機能を標準装備で使用可能です。
02 パソコンが苦手な人でも使いやすい画面
ケアマネジャーやヘルパーさん、どんな人でも使いやすいよう、直感的にどこに何があるか、分かりやすい操作画面を設計しました。
iOS/Androidのスマホアプリも対応しており、スマホからでも簡単に実績入力が行えます。
イメージキャラクターのトリケアちゃんが見守ってくれる、女性に人気の可愛い操作画面です♪
03 ご利用いただいている事業者様の92%が「サポートに満足」と回答
介護請求ソフトの使い方で分からないことがあれば、お電話頂ければ、専任のオペレーターが丁寧に対応致します。
開発元が運営も行っているため、わからないことは丁寧にしっかりとご説明することができます。
電話もつながりやすく、困っている時にすぐ頼っていただけます。
04 お客様のお声から機能を開発
お客様から多くの声を寄せられた「こんな機能がほしい!」という機能を、他社では対応できないスピードでの実装を実現。ほぼ標準機能としてアップデートしているため、追加費用はいただきません。開発元がサポートも行っているため、ダイレクトに機能を反映することができます。

トリケアトプスは、最大3ヶ月間の無料体験を実施しております。 この機会にトリケアトプスをぜひお試しください。

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